小説版イバライガー/エピソードダイジェスト(1〜34話)
ようやく33話、中盤最大の戦いが終わった。 これでひと段落。 この後は、他の四天王たちとの決戦、そして、まだ影すら見えていないラスボスとの戦いへと進んでいく。 なので、ここでちょっと、ここまでのエピソードを俯瞰してチェックできるようにまとめてみた。 あ、ネタバレになっちゃうから、まだ未読の ...
小説版イバライガー/第33話:オーバーブースト(後半)
(←第33話前半へ) Bパート イバガールのクロノスケィルをすり抜けた。 イバライガーRまで、あと約200メートル。ここから先は敵中突破するしかない。 「ワカナ、ダイヴァーを止めるなよ。止めたら囲まれてなぶり殺しにされる!!」 「わかってるわよ! こんなトコで止まれるわけないでしょ!!」 すぐ ...
小説版イバライガー/第33話:オーバーブースト(前半)
(←第32話後半へ) OP ランペイジが、次々と倒されていく。 破片ごと対消滅させているから、再生もできない。 シンはまだ、ここにはいない。力はセーブされているはずだ。 それで、この威力。 これがイバライガーRの新たな力……レディアンスか。 攻撃をかわしてRが飛ぶ。フェアリーと並んだ。 ...
小説イバライガー第31~32話/コメンタリー
第31話コメンタリー フェアリー このエピソードは、大きく変わった。当初の予定では、前回のブラックによってイバライガーRが新たな力を得て復活し、その後ルメージョの愛と憎悪の物語を経てイバガールの覚醒が起こる、という構成だった。けどね、この31話を実際に書く段階まで来て、その後のことを考え直したときに ...
小説版イバライガー/第32話:奇蹟の輝き(後半)
(←第32話前半へ) Bパート さっきのアラート。ルイングロウスが動き出したか。ワカナたちも出発したらしい。 自分も一刻も早く行かなきゃならない。 なのに、未だに何もできない。 まだBLとか言われてんだろうなぁ。おい、R。ヤバイぞ。ブラックもだ。ほっとくと、あいつらの妄想がどんどん広がってい ...
小説版イバライガー/第32話:奇蹟の輝き(前半)
(←第31話後半へ) OP パイプを循環する体液。脈動するジェネレータ。 かつてのPIAS基地は、今や巨大な1つの生き物と化していた。 その胎内では、今も『端末』が生み出され続けている。カプセル……というよりも、もはや内臓と呼んだほうがしっくりくる器官から、ぬらぬらとした塊が吐き出される。羊膜 ...
小説版イバライガー/第31話:フェアリー(後半)
(←第31話前半へ) Bパート 初代イバライガーが突っ込んだが、跳ね返された。赤い目が集まってくる。 2つ、3つ……いや、もっと多い。 「行け、ガール! こいつらは私が抑えるっ!!」 「で、でも……!!」 「行くんだ!! このままではシンとワカナが……!!」 その通りだ。戦いは始まってる。ルメ ...
小説版イバライガー/第31話:フェアリー(前半)
(←第30話後半へ) OP(オープニング) ……なに? ここは……博士たちの研究室? なんで私、ここで寝てたの? へ? ほとんど裸!? なんで!? 痛っ。脇腹が……点滴も? 何? 私、怪我してる? 入院してる? !! そうだ、カタルシス・フュージョン。 Rが元に戻ったところまでは、覚え ...
小説イバライガー第29~30話/筆者コメンタリー
第29話コメンタリー 初代を治療するために使っていたカプセル イバライガーRの凍結には、17~19話で初代用に使っていたものと同じカプセルを流用している。 実は、最初のシナリオでは凍結されていなかったんだ。この後の博士たちとの会話も、普通にやっていた。だけど色々考えて、Rには悪いけど凍結させてもらっ ...
小説版イバライガー/第30話:ブラック、最後の決断(後半)
(←第30話前半へ) Bパート イバライガーブラックは、身じろぎもせずにイバライガーRを睨み続けていた。 ここまでは、ほぼ予定通りだ。 ほとんどの者は、ルイングロウスに力を奪われたと思っているが、違う。 『本当の力』は、まだここにある。 むしろ奴が消えたことで、そこにアクセスできるようになっ ...
小説版イバライガー/第30話:ブラック、最後の決断(前半)
(←第29話後半へ) OP(アバンオープニング) ワカナが、倒れた。 イバライガーRの全身からは、黒い霧のようなものが立ち上っている。霧に包まれて、姿が霞む。 その漆黒の中に、赤い目が光っていた。 ぐぉおおおおおおおおおおおっ!! 咆哮が響き渡る。間違いなく、Rの声だ。だが、決してRが出す ...
小説版イバライガー/第29話:激突! R対初代!!(後半)
(←第29話前半へ) Bパート 「ここにいたのね」 ワカナは、廊下の端に寄りかかっていたミニガールに声をかけた。 ミニガールは、答えない。 「……大丈夫だよ、ミニちゃん。Rは守る。私たちが、守る。ミニちゃんは何もしなくていいの」 「でも……」 「ブラックの言葉は、忘れなさい。あなたに辛い思いなん ...
小説版イバライガー/第29話:激突! R対初代!!(前半)
(←第28話後半へ) OP 意識を取り戻すと同時に、大量の情報が流れ込んできた。 ジャークが、ここを襲ってきた? TDFの駐留? 新型のPIAS? さらにイバライガーXだと? 外界とのアクセスを遮断している間に、思っていた以上のことが起こっていたようだ。 起き上がろうとして、身体が動かないこ ...
小説イバライガー第27~28話/筆者コメンタリー
第27話コメンタリー 容姿のせいで子供としか見られない ボクは作中であまりキャラクターの外見を描写していない。主人公のシンやワカナなんか、本当に全然描写してない。ロングヘアーなのかショートなのかもわからない。 でも、わざとそうしてるのよ。ボクなりのイメージはあるけど、そういうのは読んだ人それぞれが思 ...
小説版イバライガー/第28話:禁断のイバライガーX(後半)
(←第28話前半へ) Bパート エキスポ・ダイナモが輝いた。 シン!? ワカナ!? 私を……私の名を、呼んでくれるのか。君たちを閉じ込めた私を。TDFを招き入れてしまった私を。それでも信じてくれるのか。 「おぉおおおおおおおおおっ!!」 全身に力がみなぎる。爆発しそうなほどに、パワーが上がっ ...
小説版イバライガー/第28話:禁断のイバライガーX(前半)
(←第27話後半へ) OP(アバンオープニング) 『こちらは、防災つくばです。ただいま、大規模テロによる緊急避難警報が、発令されました。周辺の方は、屋外に出ないようにしてください。屋外にいる方は、大至急、最寄りの建物内に退避してください。……繰り返します。こちらは、防災つくば……』 内容と裏腹の抑 ...
小説版イバライガー/第27話:アルタード・ステイツ(後半)
(←第27話前半へ) Bパート 「やはり……イバライガーRは、目覚めつつあるようだ……」 「では、ついに……」 「そうだ。ジャークの最終作戦を始めるときがきた……」 ダマクラカスンとアザムクイド。二人の思念が、飛び交っている。 アザムクイドはダマクラカスンの体内に寄生したままのため、実際には自問 ...
小説版イバライガー/第27話:アルタード・ステイツ(前半)
(←第26話後半へ) OP(アバンオープニング) 車を走らせていた。 いや実際に運転しているのは部下だから、単に乗っているだけだ。 免許は、もちろんある。運転技術でも、プロドライバーにも負けない自信はある。 だが、容姿のせいで子供としか見られない。自分で運転していると、通報されたり職質された ...
小説イバライガー第25~26話/筆者コメンタリー
第25話コメンタリー 全ての始まりの場所 第1話に登場した「つくば市郊外にある素粒子研究機関」ですね。この物語中では、かつて爆発も起こって廃棄された場所でもあるのだけど、トンデモない高エネルギーを扱っていたので普通じゃない設備が山ほどあるはずなんだよね。場所がつくばだから、同じくらい普通じゃない設備 ...
小説イバライガー/第26話:燃えろ!イバライガーショー!!(後半)
(←第26話前半へ) Bパート シンとマーゴンが基地を離れて、一週間が過ぎた。 進展はあまりない。 マーゴンは毎日、元ジャークの人たちと公園をブラついたり、近くの商店街で買い食いしたりしてるらしい。 シンも似たようなものだが、ソウマを相手に組手の練習などはやっているようだ。 もっとも台本に ...

