
広告漫画家物語21:あとがき
(←「広告漫画家物語20」に戻る) こんな手前味噌なモノを読んでくださった皆様、本当にありがとう。 本シリーズ自体が「広告まんが道」という企画の膨大なあとがきみたいなモノだから、改めて書くことはあまりない。 とにかく、今日までのボクはこんなふうだった。 こんなコトがあったから、今の自分になっ ...

広告漫画家物語20:時空戦士イバライガー
(←「広告漫画家物語19」に戻る) この「広告漫画家物語」シリーズも、本記事でいったん終了。 なので最後に、先の『カソクキッズ』のスタートと、ほぼ同時期から関わり続けている茨城のご当地ヒーロー(と呼ばれている)を紹介したい。 時空戦士イバライガー。 ボクはその活動に関わっていて、ファンでもあ ...

広告漫画家物語19:カソクキッズ/その2
(←「広告漫画家物語18」に戻る) 踏み込んだからには遠慮しない! カソクキッズ(に限らず、ウチの作品のほとんど)は、科学監修してくれているKEKの人たちを除くと、ボク自身を含む3人で描いている。 WEBコーディングの部分をカミサンがやってくれているから、完成・納品までの全工程で考えると4人なん ...

広告漫画家物語18:カソクキッズ/その1
(←「広告漫画家物語17」に戻る) 高エネルギー? ナニそれ、美味しいの? 2007年11月下旬、1通の問い合わせメールが舞い込んだ。 高エネルギー加速器研究機構(以下KEK)というトコからのメールだった。 広報用の漫画を検討しているという。 あくまでも検討段階で、具体的なプランがあるわけじ ...

広告漫画家物語17:企業コラボでオリジナル作品を描く
(←「広告漫画家物語16」に戻る) 漫画家の地域活動 ボクはけっこう、ボランティアや地域活動なんかに参加している。 例の音楽イベントに関わったことがキッカケなんだけど、実のところは営業活動の一環だ。 商工会議所などとも連携して取り組んでいる地域活動だと、様々な会社の経営者さんと知りあいになれた ...

広告漫画家物語16:無茶な契約を断るために自ら地雷踏んだ
(←「広告漫画家物語15」に戻る) トラブった件をもう1つ、紹介しよう。 今回は、バッドエンドの事例を。 この記事は以前にツイッターでバズってネット記事にもなった『作画担当が拙著「広告まんが道の歩き方」を漫画化してくれたPart20』の漫画で紹介した事例の詳細だよ。 なので漫画版でざっくりと ...

広告漫画家物語15:りこうなふふくじゅうだったアノ時
(←「広告漫画家物語14」に戻る) この事例も後々「メール商談ライブ」のカテゴリで詳しく披露していく予定なのだけど、まぁダイジェスト版を先に紹介しよう。 脅されたり、威圧されたり、厄介な状況から仕事が始まる、ということは稀にある。 もちろん、そんな状態なら断って逃げちゃっていいのだけど、逃げず ...

広告漫画家物語14:思うように自由に描いて感謝もされてワ~イ!
(←「広告漫画家物語13」に戻る) 今回の事例は、中小企業の例だ。 中小っていうより零細かな。 元々、従業員数5人(経営者含む)程度の小さな会社をやっていた社長さんが、新しい事業を始めた。 その新事業を広報するための漫画を依頼されたんだ。 そして、その漫画が、ボクが手掛けた「広告漫画の枠を ...

広告漫画家物語13:漫画はわかりやすくないぞ
(←「広告漫画家物語12」に戻る) ボクは必ず「企画やシナリオ段階」から関わってる さて、そろそろ2つ目の事例にいこう。 保険会社のアレコレだな。 最初はいつも通り、ネットでお問い合わせをいただいて、お付き合いが始まった。 保険会社そのものじゃなくて、保険関係専門の広告会社。 社長さん以下 ...

広告漫画家物語12:広告まんが道のはじまり
(←「広告漫画家物語11」に戻る) 広告まんが道のはじまり ……ようやく、ようやくココまで来たよ。 広告漫画について書いてるのに、ソレを書ける段階になるまで、どんだけかかったんだか。 でもね、スタートから書くしかなかったんだよ。 今ボクがやってること、やったことっていうのは、全てがそれまでの ...

広告漫画家物語11:再起動のための雌伏
(←「広告漫画家物語10」に戻る) 渡りに船な新しい仕事場が見つかったけど…… さて、かつて最大最強の敵だった男が有能な外部パートナーとなってくれたおかげで「漫画以外の仕事」には、光明が差してきた。 頼り切っていればいいというモノではないけれど、とにかく今後はそこそこの受注量は確保していけそうで ...

広告漫画家物語10:宿命のライバルとの再会
(←「広告漫画家物語09」に戻る) 営業って、どうやってやればいいんだろ? 大勢の善意のおかげで絶望から立ち直れたボクは、再び仕事に取り組み始めた。 当面は、みんなが回してくれた仕事があるので、まずソレに集中。 作りながら、ソレらをやり終えた後のコトを考え続けた。 これからは「自分の足で立つ ...

広告漫画家物語09:カッコイイ大人たち
(←「広告漫画家物語08」に戻る) カッコイイ大人たち/その1 お世話になったコピーライターの「彼女」とは、その後しばらく会っていなかった。 自分が立ち直るのに必死だったし、どうせなら見事に立ち直った姿を見せたかったからだ。 そして、そろそろ……と思った頃に、訪ねていった。 あの日から数年が ...

広告漫画家物語08:復活
(←「広告漫画家物語07」に戻る) 周囲は「やりたいボク」を信じてくれていた ようやくボクは気付いた。 そして誰かを頼ったり利用したりしようとしていたコトを恥じた。 企画書なんかコピーで十分と言ったビデオ会社社長や、使い込みしてしまった印刷会社社長を恨んでも仕方ないのだ。 彼らには志がなかっ ...

広告漫画家物語07:絶望と再起
(←「広告漫画家物語06」に戻る) すべてが消える、すべてが終わる 大手企業との契約は夢じゃなかった。 でも、その数日後、総務を担当していた社員から、恐ろしいことを報告された。 開発元のシステム会社から、ボクたちとの関係を断つと言ってきた、と。 ボクたちは蚊帳の外。何の恩恵にも預かれない。 ...

広告漫画家物語06:ビッグな夢に挑んでみた
(←「広告漫画家物語05」に戻る) もっと本気を出したい、攻め込みたい 1999年。 ノストラダムスが世界の終わりを予言したと言われてた年に、ボクは新たな一歩を踏み出した。 っていうか何度目の一歩なのやら、いつまで一歩なのやらわからないくらいなんだけど、とにかく、また別な一歩を踏み出したんだっ ...

広告漫画家物語05:インターネットが救ってくれた命
(←「広告漫画家物語04」に戻る) 娘の命を救ったネットの善意 娘が1歳半を過ぎたクリスマス直前のことだった。 ボクが県内初の公共ホームページを作ってた最中のこと。 突然、発作を起こして倒れた。 病院に駆け込んだ。原因不明で、即入院となった。 1分ほどで止まる発作が、約1時間置きで繰り返さ ...

広告漫画家物語04:新たなる旅立ち/都心を離れて再出発
(←「広告漫画家物語03」に戻る) 故郷に戻って大失敗! 漫画家としてデビューして10年。 デザイナーになって6年。 結婚して4年目。 娘が生まれた。 阪神大震災、オウム事件で社会が大混乱だった年のことだ。 ボクは子供はゴミゴミした都会ではなく、実家に戻って育てたかった。 だから、娘の ...

広告漫画家物語03:DTP時代の始まり〜独立/自由業の不自由さを思い知る
(←「広告漫画家物語02」に戻る) Mac登場と独立 ボクが会社を辞めてフリーランスの道に移ったのは、デザイナーになって4年目のことだ。 彼女とは前年に結婚し、会社でも正式に主任デザイナーとなり、順風満帆とは言わないけど、それなりにマトモな日々を送っていた頃だ。 漫画広告は、継続的に作っていた ...

広告漫画家物語02:広告漫画家の誕生/広告業界でも最大の武器は漫画だった
(←「広告漫画家物語01」に戻る) 広告会社に就職する そういうわけで、ボクは求人雑誌を買い、自分の考えたことをやらせてくれそうな会社を探した。 フリーランスのままで、というのは全く考えなかった。 広告で漫画と言ったところで、広告のコトは素人同然なのだ。 広告会社にいたとはいえ、下っ端の雑用 ...