
広告漫画家物語09:カッコイイ大人たち
(←「広告漫画家物語08」に戻る) カッコイイ大人たち/その1 お世話になったコピーライターの「彼女」とは、その後しばらく会っていなかった。 自分が立ち直るのに必死だったし、どうせなら見事に立ち直った姿を見せたかったからだ。 そして、そろそろ……と思った頃に、訪ねていった。 あの日から数年が ...

広告漫画家物語08:復活
(←「広告漫画家物語07」に戻る) 周囲は「やりたいボク」を信じてくれていた ようやくボクは気付いた。 そして誰かを頼ったり利用したりしようとしていたコトを恥じた。 企画書なんかコピーで十分と言ったビデオ会社社長や、使い込みしてしまった印刷会社社長を恨んでも仕方ないのだ。 彼らには志がなかっ ...

広告漫画家物語07:絶望と再起
(←「広告漫画家物語06」に戻る) すべてが消える、すべてが終わる 大手企業との契約は夢じゃなかった。 でも、その数日後、総務を担当していた社員から、恐ろしいことを報告された。 開発元のシステム会社から、ボクたちとの関係を断つと言ってきた、と。 ボクたちは蚊帳の外。何の恩恵にも預かれない。 ...

広告漫画家物語06:ビッグな夢に挑んでみた
(←「広告漫画家物語05」に戻る) もっと本気を出したい、攻め込みたい 1999年。 ノストラダムスが世界の終わりを予言したと言われてた年に、ボクは新たな一歩を踏み出した。 っていうか何度目の一歩なのやら、いつまで一歩なのやらわからないくらいなんだけど、とにかく、また別な一歩を踏み出したんだっ ...