見積りってどうやって作ってるの?

 ちゃんとした見積書を書いたことがある漫画家って、どれくらいいるんだろ?

 ボクは毎回見積りしているけど、それは広告漫画の仕事をしているからで、出版社でフツーに描いてたときには、見積りなんか考えたこともなかった。

 でも今は逆。
 見積りを考えずに請け負うなんて、おっかなくて出来ない。

 見積りとは企画書の一種なんだ。

 何をどれだけやったら、いくらかかるか。なぜ、その金額なのか。
 自分が欲しい金額を書くのではなく、限られた予算をどう使うのかを示す企画書。

 それを考えずに行き当たりばったりで仕事するなんて、怖いに決まってるでしょ。

 だからね、広告業界で漫画を描くのなら、見積りを考える、見積書を作るということを覚えておかないとヤバいよ。

見積書を出せないと一般企業の仕事は取れない

 出版社やマスコミ系からのオーダー中心でやっていると、ギャラは先方が示すもので、こっちから見積りを出したコトなんかないって方も少なくないようなんだ。

 でもボク的には、仕事を引き受けるときには、まず見積り。
 そして終わったら請求。

 これ誰でもそうしてるだろと思ってたんだけど、色々聞いてみると、そうでもないみたいなんだよね。

 最初から、このギャラでいついつまでにやってと言われてるとか、そもそも事前にギャラを明示されないとか……。

 いやボクも、漫画出版社で漫画家やってたときはそうだったんだけど。
 読切でも連載でも、振り込まれるまでギャラがいくらか全然わかんなかったもんなぁ。

 ボクはそういうのが嫌で、出版社でやってく気がなくなっちゃったんだけど、コッチの広報や広告の世界に来ても、そういう感じでお仕事されてる方がいらっしゃるみたいで、けっこうキャリアあるのに見積書を書いたことがないといった話を聞いたときには、ビックリした。

 まぁボクも、見積りを後回しにして作業しちゃうコトもあるよ。
 ただし、付きあって2~3年以上経っていて、それまでトラブルもなくて、ジョーダンも通じるくらいに仲がいい相手で、依頼された案件と同じようなモノを以前に何度かやっている、という場合だけだけど。

 それに、そういう相手でも基本的には、事前に概算を見積もって打診しておくことのほうがずっと多い。
 たまに油断して先走っちゃうコトもあるっていう程度だよ。

 見積りしたことがない人には、出版社さんとか、広告代理店とか、いわゆるマスコミ関係と取引している方が多いような気がする。
 そういうギョーカイからのオーダーだと、見積りを出すというより、先方から「いくらでやって」と言われることが多いから。

 けど、一般企業と直で取引する場合は、コッチから見積り出せないとどうにもならない。

 お客は、自分が依頼するモノの適正価格がわからないから、依頼者側がギャラの額面を示してくることって、滅多にないんだよ。
 仮に示されたとしても、それは根拠のないモノ、あるいは「いくらまでなら出してもいい」っていう予算枠に過ぎなくて、それがそのまま発注額ってコトじゃないんだ。

 漫画作ってもらいたいけど、そういうのっていくらなんだろ?
 これが、普通のお客。

 だから、こっちで見積りしてあげなきゃならないのよ。

 そもそも、しっかりした企業や組織のしっかりした仕事を、代理店などを通さずに直で引き受けるとなると、見積書、納品書、請求書がキチンと揃ってないとダメなんだよね。特に公共機関などでは、ソレが揃ってない限りは、1円だって払われない。今は監査が厳しいから。

 相手から「いくらでやって」と言われた場合でも、見積書は出さなきゃならないんだ。
 お客の「いくらでやって」は、その金額の範囲でコレコレなモノを作って」というだけの希望を述べてるだけで、実際にやれるかどうかまでは考えてないのよ。

 ようするに「やれる」という答えが欲しいわけ。
 口頭じゃなくて書面で。

 それが見積書なんだ。

見積書はお金の使い道を示す企画書

 一般の人を相手に見積りを出すときに、金額だけを伝えるというのは、すごく危険だとボクは思っている。

 だって、なんでその額面なのか理解できないんだから。

 別項で書いたように「漫画なんて紙に絵を描くだけでしょ、仕入れも何もないんだからタダでもいいよね」なんて言う人が実在するんだから。

 著名な先生なら言われないだろうけどね。
 あくまでも一般人から見て著名ってコトだよ。

 漫画と関係ない世界の人は、漫画の価値そのものは理解できないから「世間的に見て売れてる=世間が価値があると認めているから世間と同等の代価を支払わないとダメ」という捉え方をしがち。

 ピカソの絵の良し悪しなんかわからない。
 下手くそな子供の絵にしか見えない。
 けど、ソレにン億円出すって奴が大勢いるから価値あるモノだと考える。

 そういうコトだよね。

 著名作家、著名作品の場合は、作品そのものの価値じゃなくて、知名度、認知度の高さっていう付加価値のほうだけを評価しているようなモンなんだ。

 けどボクなんか、ほぼ無名だからねぇ。

 お客は作品自体の価値は評価できなくて、なおかつ世間の評判っていう付加価値もロクにないとなると、仕事そのものの代価だけで納得してもらわなきゃならない。

 けど、仕事内容そのものをわかってないから、それがどれだけの負担なのかもわからない。
 だから、いくらと答えようとソレが妥当かどうかわからない。

 まぁ、あるモノがいくらの価値に値するのかは人によって違うから、ボクはボクの価値基準で金額を言って、それで納得してくれた人だけを相手にしていればいいとも言えるんだけど、その「いくら」に本当に納得してくれているかどうかがわからないでしょ。

「いくら」と言われちゃったから仕方ない、だったりすると、先方にはモヤモヤが残ってて、後々……多くの場合、仕事がフィニッシュする直前あたりで、別の形で噴出してきたりしがちなんだよ。

 そういうのは非常に困るんだ。
 下手すりゃ土壇場でひっくり返させれて、何もかもパァなんてことにもなりかねないから。

 だからボクは、金額だけを見せるということは、まずやらない。
 必ず、見積りの根拠となる何かの説明を付記して伝える。

 自分の市場価値をいきなり急上昇させることはできないけど、漫画を描くという仕事について説明することはできるから。

 説明すれば必ず納得するというものでもないのだけど、少なくとも説明しようという姿勢くらいは伝わることが多いし、そういうちょっとしたコトが大事なのが営業ってモンなんだ。

 そもそも見積りって、企画そのものだと思うんだよ。

 自分が欲しい金額を書くんじゃなくて「ある予算で、あるコトを実現できることを示すシミュレーションの結果」を書くものだと思うんだ。

 シミュレーションの結果レポート=見積書。
 ボクは、そう思っている。

 どれだけのコトをやるのか、いつまでに、どんな目的をクリアしなきゃならないのか。
 そのためにどんな課題がありそうか。
 いや、そもそも目的と手段は合致しているのか。
 お客は、なぜ漫画でやろうと考えたのか。

 そこから検討していかないと、見積りにならないんだ。

 金額だけ決めたって、その額面でやれることが、本当に役に立つのか自分で確信できないようじゃ、自信を持って引き受けられないよ。

 だって、お客が無茶な期待しているコト、珍しくないもん。

 極端なハナシ、お客がトンデモな人で「漫画を読めば便秘が治る」と思い込んでいたりしたら、ボクが何を描こうが結果は出せないだろうし、すると「オマエの漫画がダメだからだ」とか言われかねないでしょ。

 幸いにして、そこまでヒドい人には出会ってないけど、漫画に無茶な幻想を抱いている例は決して少なくない。いやマジで。
 漫画家が考えもしないような過剰な期待をしているケース、けっこうあるんだから。

 むしろ、そういう人だからこそ、漫画を頼んでくるってトコもあるような気がするんだ。
 そうではない人であっても、多少の思い込みや勘違い(例えば、漫画にすれば何でもわかりやすくなる等)がある場合が多いし。

 だからなおさら「依頼されたんだから金額だけ言っとけばいいや」的な対応はできないんだよね。

 一般の人の依頼でコンテンツを作るってのは「作るコンテンツがどういうモノかをわかってない人と一緒に仕事する」ってコトなので、ある程度理解させるステップを踏まないと見積りもクソもないんだよ。

ボクが見積書を出すまでの流れ

 そういうわけで、見積りを作るというのは企画をまとめるのと同じことで、企画をキッチリと考え抜かないと正しい見積りは算出できない。

 けど、十分な時間と手間をかけて考えても、最終的な金額が無茶なモノだったらどうにもならないから、まず最初に、大雑把な概算をイメージする。

 お客が「いくら」を示しているときには、その額面が基準になる。
 その範囲内でやれるかどうかを考えてみるんだ。

 何をやりたいかじゃなくて、その額面でやれることを考え、その上でソレがお客の求めている結果に寄与するかどうか、どうやったら寄与するかを考える。

「いくら」がわからないときは、できるだけお客に聞き出そうとするなぁ。

 ぶっちゃけ、いくらでもやれちゃうから。
 金額に合ったコトをやればいいってだけだから。

 総額100円とかっていう極端な額面じゃどうにもならないけど、1万円なら1万円なりの、100万円なら100万円なりのモノを作れる。
 1000万でも、1億でも。予算に応じて、やれることが違うってだけだからね。

 予算が2~3万ならママチャリ。
 20万なら、原チャリ。
 50~100万なら、そこそこの中古車。
 500~1000万なら高級車。
 それ以上なら運転手&高級ワイン付。

 そういうもんだから、予算があるならナンボでも高くできちゃうのよ。
 
 なので予算がどれだけ見込めるかは、最初に確認しておきたいんだ。

 でも、確認できない場合もある。
 お客も何をどうしていいかわからなくて、そもそも何が目的なのかもわかってないようなケースもけっこうあるから。

 つ~か、何を広告するか(何の漫画を描くのか)すら、想定できてないことさえ。

 いや、本当にそういうコトがあるんだってば。
 漫画で広告したいって思ってるだけで、何を広告するのかは考えてない人って、意外に多いんだよ。

 そういうときは、お客の業種、事業規模、主な取引先などを調べて、どのくらいの予算を動かせそうか予想して、その想定に基づいて考える。

 まぁ、そこまで考えてない場合は、せいぜい10万円程度までの案件だと思って間違いないんだけど。
 相手も、そのくらいの額面しか想定してないからこそ、考えなしに漫画とか言い出すんだろうし。
 100万、200万かかることを考えなしに注文してくる人は、まぁいない。
 いたらありがたいけど。

 とにかく最初は「いくらくらい」を見つけ出して、自分でも、その額面で引き受けてもいいと思えたら、そこでお客に確認する。

 まだ見積りというほどのモノじゃなくて、大雑把なドンブリ勘定。

 そしてイエスの返事(あるいは手応えを感じた)だったら、本気でフィニッシュまでを具体的にシミュレーションしてみる。

 それでようやく「本当の見積り」が見えてくる。

 どのくらいしっかりシミュレーションするかは、金額によるな。
 企画を考える部分だって仕事だからね。
 5万円の仕事で5万円分を企画に使っちゃったら、実物を作るときはタダ働きになっちゃうから。

 それに、この段階では、まだ受注したわけじゃないから、入れ込んで考えても無駄になっちゃう可能性も低くない。

 そういうわけで、自分でここまでは営業経費だと考えてもいいやと思う分だけ考えて、そこまでまとまった段階で、また打診するわけ。
 何をどう考えたのかの説明と一緒に見積金額を伝える。

 繰り返すけど、金額だけ伝えることはしないよ。
 金額だけ伝えると、結果だけが独り歩きしちゃうから。
 それが一番危ないから。

 この段階の提案は前のドンブリ勘定じゃなくて、本当にその額面でやれる最終見積りに近いモノなんだけど、まだ本当の見積書じゃあない。

 この辺りまでは、メールの本文に書いて伝えているだけってコトが多いな。
 まだ未確定要素だらけなのに、いちいち書類で出してると大変だし、書類を出しちゃうとソレが最終案で交渉の余地がないと思われちゃうコトも多いしね。

 だから企画内容や見積額の微調整などまでは、ほとんどがメール。

 口頭で、というのは滅多にない。
 口頭で話し合った場合でも、それをまとめ直したモノをメールで送っておく。
 記録に残らない話のままでは危ないもんね。

 そうやってお互いに納得するところまで来て、受注がほぼ確定となってから、やっと「本当の見積書」を作ることになるの。

 これはもう儀式みたいなモン。
 何もかもメールでのやり取りの段階で終わってるから。
 最終的に書類がないと正式発注にならないから、儀式として発送しておくというだけ。

 そして、この儀式が終わって、ようやく「仕事」になるんだ。

 メールの段階で平均5~6回のやり取り。
 ちょっと大きめの仕事だと、直接対面の打ち合わせも含めて十数回のやり取りをしないと「仕事」までたどり着けないことが多いな。

 スゴイ手間のように感じる人も多いと思うけど、コレを面倒がると後で泣きを見ることになりかねないので、ボクはここでは手を抜けない。

 はっきり言って本番の制作より、ここまでのほうが大事。

 本番はね、どうせ良し悪しわかんないんだから、仮に手を抜いてもバレないんだよ。
 抜かないけどね。

 バレないと思うけど、ボク自身のこだわり、矜持として抜かない。
 というか抜けない。

 そこで手抜きできるようなら、こんな仕事していない。
 楽をしたいなら、他の仕事を選んだほうがずっとマシだと思うもん。

 とにかく、ボクは見積りは企画そのものだと考えている。
 自分がいくら欲しいかじゃなくて、お客の予算の効率的な使い道を考える企画だと思っているの。

 だから、見積りだけを出すことはないんだ。
 見積りだけというのは作らないし、作れない。

 必ず企画の一部として出す。
 ボクはそうしているの。

<追記>見積りの算出

 見積金額を算出するときは、ボク独自の料金体系に沿って割り出している。

 先の「広告漫画の相場」の項で触れたように、ボクは「自分の値段」を決めている。
 そして、その値段は、さらに細かく細分化できるように決めてある。

 漫画を描く場合でも、打ちあわせ、企画立案、取材・撮影、シナリオ、ネーム、キャラ作画、背景作画、着色、特殊効果、レイアウト、文字入力、校正・修正、納品等々、工程ごとに定価を決めているんだ。

 他のデザイン物のときも、同じように工程ごとの値段を決めてある。

 細かい定価はあくまでも内部資料で、その金額をそのまま見積書や料金表に記載するわけではないのだけど、それでも決めてあるんだよ。
 そしていつも、ソレに照らし合わせて、見積金額を検討している。

 こうしておくと「この金額で引き受けると、この工程のコストが出ないぞ」とか、すぐにわかるんだよ。

 1工程くらいなら、このくらいは我慢しようかと目をつぶれても、3工程も4工程も足りないようだと、こりゃアカンとはっきりする。

 すると、工夫する。

 5ページっていう依頼だけど、4ページしかやれそうにないな。
 じゃあ、4ページで5ページ分と同じような結果を出す方法はあるかな?

 あるいは、ページ数は削れないから、実際の工程を削るしかないな。
 なら取材には行かないで、お客側で作画資料を用意してもらう前提にしよう。

 あるいは、校正・修正の工程も端折らないと無理だな。
 校正しないわけにはいかないけど、お客都合での修正や変更は、ネーム段階以降は一切受け付けないって条件を飲んでもらおう。

 こういう感じで、考えていくわけ。

 そして、細かい工程までは見積書に書かなくても、ある程度の工程が見える程度には項目を分類して提出する。

 例えば漫画の場合なら「企画工程」と「作画工程」は必ず分ける。
 ページ数が少なくても、考える部分まで少なくて済むってモノじゃないからね。

 ページ単価だけ気にされて「予算削りたいから5ページじゃなくて4ページにしよう。
 そうすれば2割削減できる」とか思われるのは困るんだよ。

 1ページ削っても、仕事全体では2割も減ってないから!
 本当は考える部分のほうがメインで、そこの労力はページ数ではそんなに変わらないから!!
 つ~か少ないページに無理やり詰め込むほうが大変だったりするんだから!!!

 ……ぜいぜい。

 とにかく、そういうことってお客には伝わりにくいので、ページ数で割れる工程とそうじゃない工程があるってコトを見積りでもハッキリさせるようにしているの。

 元々はWEB制作の時にやっていたコトなんだけどね。

 アレもね、2画面を1画面にすれば手間が半分になるってモンじゃないし、むしろ読みにくくなったりしがちなんで。
 クリエイションとオペレーションは分けて考えないと。

 なお、こうやって工程を細分化して、なおかつクリエイションとオペレーションを分けて、しかも企画自体と一緒に提案するようにしていると、他にも都合のいいことがある。

 例えば見積り出してみたら「そんなには払えない」って言われちゃったときでも、払えないからオシマイってコトにはならない場合が多いんだよ。

 むしろ、そこからが本番。

 見積り内容をキチンと説明し、根拠も示してあり、そこまでは納得してくれていれば、予算を増やしてくれるかもしれない。
 増やせない場合も一方的に値引きを求めてくるのではなくて、前向きに話し合えるようになることが多いんだ。

 例えば、予算が足りないから工程を削るしかないとしても、必要な工程を削れば、当然、質に影響するってコトもわかってもらいやすい。

 そしてボク自身も質を落としたくない、落とせないと思っていることも伝わっていれば「わかった。足りない分はオレがカバーする。何をどうすればいいか教えてくれ」というようになってくれるコトも少なくないんだ。

 客ではなくて仲間になっちゃう。

 しかも、そうやって一緒にピンチを乗り越えると、その人とは長く付きあえることが多い。
 つまり何度も注文してくれるようになる。

 そしてピンチを乗り越える度に、信頼は深くなる。
 どんなに深くなっても、その人の立場や環境が変われば仕事が来なくなることだってあるけど、そういうときでも他の人を紹介してくれたりすることはある。

 そういう細かいことが積み重なって、力になるんだ。

 見積りがそのまますんなりと通らないことは、しょっちゅうだ。

 けど、見積額が合わないからって仕事を断ってばかりいたら、とてもやっていけない。
 かといって、一方的に値引きさせられて泣かされてばかりでも、苦しいだけになっちゃう。

 だからこそ、欲しい金額ではなく、必要な工程を、適正価格で積み上げた、ロジックの明確な見積りを出すことは、可能なかぎり妥当な額面で、しかも継続的に仕事を確保し続けていくために、とても重要なコトだと思っているんだ。

<オマケ1>見積書の書式

 見積書をどういう書式で作ればいいのかについては、そのへんの文具店などに行って、市販のモノを見てみるのが一番いいかなと。ネットで検索しても見れるだろうし。
 モノ自体は既成のモノじゃなくても構わない。ウチではフツーにプリンタで出力している。用紙も、ただのA4コピー用紙だよ。

<オマケ2>納品書・請求書の書式

 えっと……最初に見積書を作って、その「見積」のトコを「納品」や「請求」に書き換えて発行日を変えて別名保存すれば、納品書と請求書のできあがり。以上。

 いや、本当にボクはそうやって見積書、納品書、請求書を作ってるんだけどね。

 あと、この他に領収書ってのもあるんだけど、今は支払いは振込が普通だから、領収書は割愛できちゃうことが多いんだよね。たまに現金っていうときがあって、そういうときだけは市販の領収書を使ってるけど、アレって収入印紙を貼ったり面倒くさいので、できるだけ現金でのやり取りはしないようにしてる。

 なお、エクセルとかでキチっと管理してて、そうした書類もイッパツで作成できちゃうと色々いいんだろうけど、そういうコトは税理士さんにでも聞いてください。ボクはアナログだから。デジタルな機械は使ってるけど、やってることはアナログなのよ。

 


※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

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