
見積りってどうやって作ってるの?
ちゃんとした見積書を書いたことがある漫画家って、どれくらいいるんだろ? ボクは毎回見積りしているけど、それは広告漫画の仕事をしているからで、出版社でフツーに描いてたときには、見積りなんか考えたこともなかった。 でも今は逆。 見積りを考えずに請け負うなんて、おっかなくて出来ない。 見積りとは ...

企画書や提案書ってどうやって作るの?
それなりの仕事を引き受けるときには、企画書ってヤツが必要になることがある。 いや、漫画を描いてくれってオーダーなんだから、漫画を描けばいいに決まってるだろ、企画はすでに終わってるだろ、漫画家が出すのならネームだろ、と思いたいところなんだけど、企画書ってそういうコトじゃないのよ。 えっとね、近い ...

コンペとかオリエンとかプレゼンってナニ?
漫画の仕事でも「コンペ」に参加して「オリエン」を受けて「プレゼン」するってことはある。 つまり「制作者の競合」に参加して「仕事内容や依頼条件の説明」を受けて「自分こそが最適だとアピール」するわけ。 まぁ、ぶっちゃけて言えば、同業者とバトルして、一番良かった人に実際に発注されるってコト。 元々 ...

小説イバライガー第9~10話/筆者コメンタリー
小説イバライガーの9~10話に関する筆者コメンタリー。 ここから生意気でヤンチャなミニブラックが登場する。ここまでイバライガーたちヒューマロイドは、どこか人間と違う印象で、あまり感情的なシーンを描かずに来たんだけど、ミニブラはね、最初っから飛ばしてくれるし、ステージショーでの印象とあまり変わらな ...

小説版イバライガー/第10話:犬とわたしの10の約束(後半)
(←第10話前半へ) Bパート 人間の世界は、まだよくわからないが、ここは『駅ターミナル』というところらしい。 人が多い。もっとも、みんな逃げ去っていくから、今は周囲には誰もいない。遠巻きに囲んでいるTDFとかいう連中だけだ。 たまに銃撃が来る。それは全てはね返した。 「てめぇらぁああ! ふざ ...

小説版イバライガー/第10話:犬とわたしの10の約束(前半)
(←第9話後半へ) OP(アバンオープニング) 雨の中を、子犬が歩いていた。 ゴールデン・レトリバーの雑種。まだ四肢はむくむくとしていて、生後数カ月といったところだ。 ひとりぼっちだった。 ついさっきまでは、母犬や飼い主の少女と一緒だった。 ほんのちょっと目を離した隙にはぐれてしまったのだ ...