描く前に全てが決まる(メール商談ライブ):08

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お客様からのメール/その13

うるの拓也先生

おはようございます。
××の○○と申します。
遅くなって申し訳ありませんが、先日送っていただいたネームの中で3点、セリフの修正をお願いいたしします。

(ここに修正要望が記載されていた)

連絡が遅くなってしまい、申し訳ありません。
よろしくお願いいたしします。

(以下、書名)

 

「お客様からのメール/その13」補足解説

 おっと、今回は当人ではなく「周囲」のほうから修正の依頼があったぞ。

 この人とも面識はあるのだけど、あまり親しく話したりはしていない。

 でもまぁ、指摘自体は妥当なモノだ。
 もっと早く言ってよ、とは思うけど、今のままではマズイことは確定だから、これも何とかするしかないなぁ。

 

うるの送信メール/その12

うるのです。

○○様、××の○○様、
マンガがラスト1ページを残して、ほぼ完成しました。

○○様からご連絡いただいた「お茶目な演出」も、今回の「最後から3ページ目」「最後から2ページ目」のセリフ修正も、すでに反映されています。

■マンガ(最終ページのみ未完成)(URL)

いくつか、ネーム段階から変更した部分もありますが、大きい部分としては、14~15ページの中央にある「近郊の風景」のシーンですね。

14ページ目は元々は新聞記事のイメージだったのですけど、××の○○様からのご指摘があったので、ならば、この新聞記事のシーンもNGのはずです。
なので風景(ボクが撮影してきた写真をベースに作画)に差し替えました。

それと、15ページの風景シーン。
こっちは、元々風景の予定で、ただネームでは、もっと遠景でした。
それが、×××周辺の風景になっています。
これは、元々のイメージの風景写真が撮れなかったんです。普通に撮影させてもらえる範囲では、そういう写真が撮れなくて・・・それで、近郊の人なら大抵は知ってるはずの駅周辺を使いました。
これはこれで臨場感のあるシーンになったと思っていますが、もし理想的な写真があれば、それに差し替えることも可能です。ただし写真も著作物なので、そのままに真似ると著作権違反になるわけで、下手なマネはしないほうがいいだろうと思います。

・・・と、そんな具合ですが、一応、メドはたちました。
12日までに描き上げるつもりでしたから。

なお、この後、最終ページが仕上がったら、そのまま「冊子」としての編集に入ります。マンガなので、ほとんどこのままに近いのですが、表紙、表4、さらに表紙裏の表2、最後の表3などは編集しなければなりません。

表2にはプロフィールを入れたほうがいいだろうと思います。
そこに掲載する内容は、以前にお送りいただいた「○○個人の紹介」という書類を元にするつもりですが、もし、もっと適当なモノがあるようでしたら、ご連絡ください。

また、最終ページ(表3)にも記事を掲載できるのですが、A5サイズで1ページしかないので、以前にお送りいただいたドラフトをそのまま収録するには無理があります。
〔箇条書き程度でしょう)

個人的には、下手にを簡略化するよりも「ドラフト」のイントロにあった「××××」の部分を丸ごと抜粋して記載した上で、具体的な情報は別途資料やWEBサイトを見てもらえるように誘導したほうがいいのではないか、と感じています。
あの「××××」は、締めの言葉として、悪くない。
小さなスペースに無理やり詰め込むよりも、そのほうが印象がいいとボクは思います。

その他、冊子として配布する際に、記載しておきたいことがあれば、ご連絡を。
マンガ部分はボクが主導していく形ですが、わずかとはいえ、マンガ以外の部分は「チーム○○」の皆さんがプロデュースすべきでしょう。
もうマンガも完成が間近になり、全体の編集を決める段階ですし、印刷も、あまり先伸ばしできないはずですので、一気に決めてしまいたいところです。
どうぞ、よしなに。

なお、ボケっと待っていても意味がないので、ボクはボクなりに、こうしたらどうかと思う作りにまとめる作業をしておきます。勝手にやって、それで我慢しろ、ということじゃなく、無駄でもやっておく、ということです。
一応、ボクも広報の世界に25年もいるプロですから、デザインも企画も、しっかりやれますから、ボクなりの提案というところかな。よければ採用すればいいし、NGなら「チーム○○」の原稿に差し替えればいいのですから。
(ただし、A5サイズしかない、ということをお忘れなく。あまり内容が濃いと、収まらないか、文字が小さくなりすぎてしまうといった問題が出てきますから)

それと、この企画の中心となる組織名、連絡先(住所、電話、メアド、WEBのURLなど)も教えてくださいね。
どんなにマンガをしっかり描いても、企画元が匿名じゃ説得力がないですから(笑)。

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その12」補足解説

 お茶目なシーンも盛り込んで、指摘のあった箇所も他の表現に直し、さらに先方が気付いていなかった問題にも対策した、と。

 後半では、漫画の話から離れて、冊子としての編集の話をしている。
 漫画はほぼフィニッシュになってきたので、今度は冊子を何とかしないと全体としては終わらないからだ。

 一般の人は、広報冊子を作ることにも慣れてはいない。
 だからスケジュールを甘くみたりしがち。

 タイトル文字1つを作るにも、意外な手間がかかることなんか全然知らなかったりする。
 漫画をしっかり仕上げても、そういう部分でトラブって、結果ダメになってしまうことだってあるのだから、漫画を仕上げたから後は知らない、というわけにはいかないのだ。

 プロとして助言してあげなきゃいけない。
 そこまでやらなきゃいけないわけじゃないのだけど、そこまでやれるから仕事が獲れるというトコもあるのよ。漫画だけじゃないから漫画の仕事も獲れてるのよ。

 

お客様からのメール/その14

うるの先生

ありがとうございます。
すばらしいの一言です。

これから文字校正をしていきます。
××××の関係も含めて修正や追記をお願いすることになると思います。
できれば今日中、遅くとも明日にはお入れします。
色は白黒、表紙のみカラーという形で考えています。
ちなみに入稿用のデータとしてはフォトショップでよろしいでしょうか?

発行者等の連絡先等はなるべく早く確認します。

どうぞよろしくお願い致します。

(以下、書名)

 

「お客様からのメール/その14」補足解説

 よっしゃ。
 この反応なら、まず大丈夫だな~。

 まだ修正は出るかも知れないけど、よほど無茶なことを言い出さない限りは何とかなるはずだし、無茶を言われないための工夫はずっと続けてきているしね。

「色は白黒、表紙のみカラーという形」とか書いてるけど、そんなのは着手する前の前提。
 今さら本編もフルカラーなんて言われても対応不能(少なくとも締切までには絶対に無理)だし。

 また「入稿用のデータとしてはフォトショップでよろしいでしょうか?」と聞いて来ているが、普通はフォトショップのままでは印刷入稿はできない。
 作成はフォトショップでいいけど、入稿するにはそこから印刷データへの書き出しをしなきゃいけないのだ。

 まぁ、一般の人は知らなくてアタリマエだけど。

 

うるの送信メール/その13

うるのです。

参考出品として、トビラ案を考えてみました。
ボクがビジネスコミックや、こうした広報コミックで
よくやるレイアウト例なんですけど。

(参考案・画像URL)

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その13」補足解説

 原稿が来るのをボケっと待っていると、ギリギリすぎる段階になってムチャクチャなモノが出てくるなんてことは珍しくない。
 そもそもお客は広報の専門家ではないから、アレとかコレとか、意見百出してまとまらなくて、いつまでも決められないことが多いんだよね。

 だから尻を叩いてあげる。
 叩き台を作って見せて、意見の方向を絞り込んでやるんだ。

 そこまでやってあげるのが仕事、ではないよ。
 これは余計なお世話。

 でも、そうしないと後でコッチが困る(仕事が終わらないと代金も受け取れないしね)ことになりかねないので、手を打っておくの。
 クリエイターだからね、叩き台程度のモノならチャッチャと作れちゃうし、それで後々ラクになるなら、ほっとくよりいいのよ(笑)。

 

お客様からのメール/その15

うるの先生

ありがとうございます!
セリフについて書き込んだファイルを添付させて頂きます。(ページの下の部分に入っています)

表紙案もありがとうございます。
すごくカッコイイのですが、できれば現在の課題である農村への浸透を考え、都市っぽくなく農村部の人に受けるような内容にして頂ければと感じています。

添付したチラシの写真と背景が、農村でも都市でも今のところ結構評判がいいので、これをベースにして頂くことは可能でしょうか?
また、タイトル等に私の名前を入れる部分は法律面がやや気になるので、急ぎ確認していきます。

お手数おかけしますがどうぞよろしくお願いします!

(以下、書名)

 

「お客様からのメール/その15」補足解説

 叩き台はNG食らったけど、どうやらビジョンは固まってきているようだ。

 NGならNGでいいんだよね。

 ダメなモノを見ることで、自分の求めるものがハッキリしてくることはあるんだ。
 とにかくダラダラさせないことが大事なんだから。
 例え、締切が近くなくてもね(今回はめちゃくちゃ近いから、なおさら)。

 お客にダラダラされると、それだけ入金が遠のいちゃう。
 それは一番イタイんだ。

 だから時間がいくらあっても、さっさと仕事を進めさせてもらい、さっさと払ってもらわなきゃならない。
 相手はいつでもいいとしても、コッチはそうじゃないんだから。

 いつまでも入金にならない恐怖は何度も味わってきたから、お客の足を止めさせないことには気を遣うようになった。
 そういう部分でも、コッチの言い分を飲んでもらえないと困るので、お客のコントロールが重要なのよね~~。

 

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※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

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