小説イバライガー第27~28話/筆者コメンタリー

目次

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27-01/容姿のせいで子供としか見られない

ボクは作中であまりキャラクターの外見を描写していない。主人公のシンやワカナなんか、本当に全然描写してない。ロングヘアーなのかショートなのかもわからない。
でも、わざとそうしてるのよ。ボクのなりのイメージはあるけど、そういうのは読んだ人それぞれが思い浮かべてくれればいい。作者だからって縛りたくない。
なので、新キャラのアケノも一緒。今回は「子供っぽい外見でありながら大人」っていう設定なので、多少の外見描写もしてるけど、その程度。そういう外見の人、と想像してくれれば十分なの。

27-02/ずっとまともな話ができる『男』らしい

イバライガーブラックは傍若無人っぽく見えるけど、本当は繊細だと思う。媚びないけど、ちゃんと考えてる。ただの乱暴者なんかじゃないのだ。

27-03/普通のワゴン車だった外見に……

いわゆるイバライガーカーです。実際のイバライガーが出動するときに使っているラッピングカー。あれもイバライガーワールドの1つだから、どこかで出したかったの(笑)。

27-04/戦力は集中させて一気に使うほうがいいはず

これ当たり前のことなんだけど、その通りにやっちゃうとお話を作りにくいせいか、特に理由もなく戦力分散しちゃってる悪の組織って多いんだよねぇ。最近は理屈を考えてるケースも増えてきたけど、以前は無計画というか非合理的というか、そういう展開が多かった。
このイバライガーでも多少は無理があるところがあると思うんだけど、ま、それでも出来るだけ理由をつけておきたいとは思ってるのよ。ボク自身、納得できない展開だとシラケちゃってノレなくなるタイプなんで……(苦笑)。

27-05/まるでコマみたい

イバガールは蹴りが得意なんだ。ショーでも、そういうシーンが多い。だから、そのへんは意識して合わせてる。

27-06/プライベートな意識までは共有していない

ヒューマロイドなんだからネットワークで共有してて当然だと考えたわけだけど、何でもかんでも筒抜けでは精神衛生上もよくないと思うので、多少の制限はあるだろうと。本当にロボットならそういう配慮は不要だと思うけど、イバライガーたちは自意識を持ってるからね。人型ロボットじゃなくて「人間とは別な生まれ方をした生命体」に近いんだ。

27-07/ブレイブインパクト・ファイヤー

ミニライガーRのブレイブインパクトは「ファイヤー」なのだ。ステージショーでそう言ってる。なので、そのへんは従うようにしてる。ミニブラの「俺様パンチ」も。

27-08/事実上の接収

そういうことになっちゃったんだけど、アケノはかなり良くできた大人なので、シンが危惧してるようなことにはならないよ。

27-09/ダマクラカスンの体内に寄生したまま

ず~っと居候状態のアザムクイド。元々ジャークって肉体への依存が少ない(あくまでも仮の容れ物だとしか思ってない)ので、ダマクラカスンも平気なんだろう。

27-10/まだ、そこにいるのかい、ナツミ?

実はこういう嫌な女っぷりを描くのはけっこう楽しい。うわぁ悪役!いつかやっつけてやるからな!って思えるからね(笑)。
それにしても、このところ出番のないナツミさん。すいませんねぇ。第1話以来、ず~っとルメージョの中に閉じ込められちゃってて。27~34話までの大きなエピソードがひと段落したら、出番増えるから待っててね。

27-11/貸していただけで、所有者はこっち

前の基地も借り物なんだけどね。賃貸物件は大事に使いましょう(笑)。

27-12/隊長のスマートフォン

意外と可愛いのではないかと思っている。この後、31~32話あたりで、とあるアイテムが出てくる予定なのだけど、出来れば携帯端末につけたかったなぁ。昔のガラケーなら小物ぶら下げてるのが普通だったけど、今のスマホはねぇ……じゃらじゃら付けてる人あんまり見かけなくなっちゃったからなぁ……。

27-13/PIAS-EX

パイロットとコマンダーがシンクロできる新型のPIAS。基本的な説明は劇中に盛り込んだので、ここでは書かない。なお、この「EX」というのは、もっと後の大事なお話で登場させる名称だったんだけど、ここで使ってしまった。でも、大丈夫だ。待ってろPIAS。お前の本番はすげぇカッコイイはずなんだ。

27-14/敵がジャークからイバライガーに変わるだけ

何度も書いてるけど、そういうことになっちゃうはずなんだ。どう考えても世の中が無条件に、人間以上を受け入れるとは思えない。仲間や親しく接した人たちは別だけど、それ以外は怖がると思うんだ。なので平和を取り戻した後についても、考えておかなきゃいけない。イバライガーたちを不幸にはしたくないからね。

27-15/4人目の……最後のジャーク四天王

この時点では、この後のセリフにもあるように本当に四天王かどうかはわからない。ただ、未来の出来事が引き金である以上、中に取り込まれてるのは「未来のアザムクイド」のはずだから、四天王級なことだけは確定。

27-16/消えたのではなく、見えなかっただけのはず

エネルギー保存の法則があるからね。そう簡単に無から有が生じたりしてもらっては困る。まぁ、かなりゴマかしてる部分も多いんだけど、それでも全然気にしなくていいとも思ってないので……。

27-17/決戦

いや、本当の決戦じゃないけどね。だって、まだ27話だもん。このお話、52話なんだから。中盤の、ここからつながるエピソードの決戦ですら34話なんだから。ただ、次回は新キャラや新技も出てくるから、ちょっと派手にはなってるよ(笑)。

以下、28話コメント


28-01/Jアラート

ついに大きな事件に発展。ずっとね、作劇的な意味でも大事件にならないように抑えてきたんだ。ステージショーの世界観とのバランスがあるから。だけど物語を矮小にもできないから、そろそろね……。この後、つくば市のかなりの部分が無人というか極端に人口激減になる。大半は避難してるけど……。

28-02/通過しなければならない鬼門

いやぁ、ここだけじゃないでしょブラックさん。もう鬼門だらけ。いったいいくつ鬼門があるのやら。

28-03/イバライガーっぽくしてあるしゃもじ

え~っとですね、実際のイバライガー基地では色んなものがイバライガーっぽいのよ。ゴミ箱ですらステッカーとか貼ってイバライガーっぽくなってるのよ。そういうノリなのよ。だから、しゃもじだって……。

28-04/アタシは君たちより早い

本当に強いんです、アケノ姉さん。26話で予定外で登場したキャラなのに、最初から設定させていたかのように重要キャラの位置を持って行っちゃった。こういう人が欲しかったんだろうなぁ。何よりもボクが(笑)。

28-05/オレに指図してんじゃね~よ!

ミニRとミニブラックは仲がよくないのだ。ステージショーでもそうなのだ。だから、ここでも踏襲。こういう反目しあってるキャラが力を合わせる展開って熱いしね~~。この二人も、40話近くでそういう展開になる。◯◯◯を守りたい気持ちがバロムクロスするんで、お楽しみに。

28-06/私にRを癒させようとしてる

このアイデアは『超人ロック/魔女の世紀(ミレニアム)』が元ネタだろう。自覚してなかったけど、たぶんそう。エスパーを分解する特殊超能力の持ち主ジェシカとヤマキ長官のエピソードは大好きだったもん。ヤマキ長官って熱血でボク好みだしね(笑)。

28-07/ワカナの力

シンの力は抗う力。そしてワカナが信じる力。その2つが運命を変える。そうであってほしいと思ってる。

28-08/私の名を呼んでくれ!

ショーでは毎回の見せ場なのだけど、さすがに小説で毎回やってるとダレちゃうので、ここでやってもらった。最初はね、シンたちがイバライガーを疑う展開で考えてたんだけど、途中で「そうじゃない。彼らのつながりは、そう簡単に揺らぐはずがない。というか、そうじゃないとヒーロー展開じゃない」と思い直し、大幅改稿したのよね。

28-09/今の初代は時空の力だって使えない

再登場したときにも描写したけど、この物語に出てくる初代はダメージ版のほう。壊れたそのまんまではなく、手当てはしたけど傷は治ってないという姿。当然ながら内部にも治せなかった部分は多い。傷だらけで、それでも戦う男ってのがボクはカッコイイと思ったんで、そうさせてもらった。

28-10/そう都合よく使える力じゃない

ハイパーイバライガーって厄介なんだよ。ジョーカーすぎる。そのせいでステージショーでも滅多に出てこない。このお話でも気軽に召喚できてしまうとストーリーが破綻しちゃう。だから色々と出せない理由を考えなきゃいけないんだ。本当に厄介な奴だよなぁ(苦笑)。

28-11/俺が引き裂いた傷はそのままか

初代を壊したのはダマクラカスン(第4話)。直接対面するのはそのとき以来。

28-12/自在に変形するマント

この初代はワカナとカオリが作ってくれたマントを羽織っている設定なんで、そのマントに色んな能力を仕込んでみた。コマンド入力で自在に変形するマントなのだ。ステージショーでは小道具を使いにくいので、こっちで色々とね(笑)。

28-13/そういう性質

ジャークは戦いを好む。う~む、デーモン族みたいだ。いや、この世界では悪魔とか鬼とか狼男といった伝承も、実はジャークが顕現してまった事例なのかもしれない。なお、戦いを好むのは単にそういう属性というだけではなく、滅びることこそが目的のようなものだからだ。詳しいことはまだ明かせないけど。

28-14/死ぬのは、この女だけ

いや、身体を壊されればちゃんと死ぬんですけどね。でも、滅ぶわけじゃない。本質的にはエネルギー体だから。イバライガー相手だとポジティブとネガティブが対消滅するから消えちゃうけど、それ以外の攻撃なら、どんだけ破壊されても構わないって感じなんだ。

28-15/巨大なブーメラン

PIASの背中には、緊急離脱用のウイングが折りたたまれている。それを拡張し、取り外し、左右をくっつけてブーメランにする。滑空するグライダー程度のものだけど、人のサイズ以上のものを支える(15話ではシンとワカナまで抱っこしてた)のだから、ウイング自体もかなりの大きさのはずだ。それをくっつけてるんだから、本当に巨大なブーメランだよ(笑)。

28-16/イバライガーX

2018年6月にステージショーデビューした新キャラがイバライガーX。デビューショーのシナリオもボクが担当させてもらい、様々な基本設定も考えた。イバライガーではなくて、同じ細胞で作られたコピーであり、他のイバライガーがシンクロし、遠隔操縦で動かすオプションアイテムのようなキャラだ。
これはね、最近は出動現場がかぶることも多くて、そうなるとアッチの会場にはキャラが出せない(スーツは複数あるし予備のアクターもいないわけではないけど、同時に2箇所に出るようなことはしないルール)ので、それをナントカするために考え出されたのだ。これなら他の会場から遠隔操作で「本人」が登場できる、というわけ。
この小説版でも同じことは出来るのだけど、こっちでは主にシンたちのパワーアップのために使わせてもらった。今後、戦いが激しくなるから生身じゃアレだし、PIASも色々問題抱えてるし……。
なお、イバライガーXというネーミングは、ボクが名付けたわけじゃない。ボクがXの開発を知ったときにはすでに名前決まってた(しかもデザインと連動してた)ので、そのまま従っただけ。このお話の中でXを名乗るシーンで何か名前の由来を考えようかと思ったんだけど、クドい気がして、もういいや、とにかくXなんだと(笑)。

※ステージショーのほうでは、初登場時に「Xは何にでもなれる無限の可能性!」といったセリフを入れて「X」であることに意味を持たせるようにしたんだけどね(笑)。

28-17/イバライガーXにエキスポ・ダイナモを

未来でシンにエキスポ・ダイナモを与えたのもワカナだった。今回も同じだ。ごめんな、ワカナ。巻き込んでしまった。でも、このへんで巻き込んでおかないと危ないからね。君が生き延びるためにも、シンと同等の力を与えておかなきゃならないんだ。

28-18/Xの動きは、初代とまったく同じ

これ、ステージショーでもそうなのよ。そういうシナリオ書いたら、こっちが思ってた以上に全く同じ動きを再現していてびっくりした。いや、彼らならきっと出来ると思って書いたんだけど、本当にぴったりシンクロしてたの。かなりの練習を積んだらしい。未見の方は、いつか是非、生で見てほしいな~~。

28-19/クロノ・ダイヴァー

初代イバライガーはダメージ受けっぱなしの設定なので、他のイバライガーと同じには戦えない。そこで、こういう方法を考えた。実際、イバライガーは「トライク」というバイク型の大型3輪車に乗っている。見た目はハーレーっぽいけど、バイクじゃなくて自動車扱いなので、ヘルメットの着用義務がない。だからイバライガーの姿で本当に街を走れるんだ。
でも……バイクに乗ってるヒーローは多いけど、移動手段として考えると、あまり効率がいいとは思えない。渋滞とか信号待ちとかさ……人間離れした身体能力なんだし、走ったほうが速いはずだよ。
だけど、やっぱヒーローはバイクに乗せたいわけで、それで「バイク(トライク)型のオプション」というのを考えた。他のキャラは壊れてないから基本的には初代専用だけど、他のキャラが使うこともあると思うよ。
なお、このクロノ・ダイヴァーという名前は小説版のオリジナル設定。オフィシャルのほうでは特に名前つけてないんだ(2018年現在)。必殺技の「時空突撃・クロノチャージ」も小説だけのオリジナル。

28-20/それだけは、させない!

初代イバライガーにとって、シンとワカナは特別だ。他のイバライガーにとっても特別だけど、それだけじゃない。彼にとっては慕い続け、憧れ続けた母であり父なんだ。自分より大事なんだ。彼にとって世界を救うというのは、シンとワカナが幸せに生きていける未来を救うということなんだ。あの二人を犠牲にすることは絶対に考えられない。
そういう赤ん坊のような純真さとハードな男の両面を持つヒーロー。ボクにとって初代イバライガーとは、そういう男だ。

 


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