依頼者との交流編03(メール商談ライブ)

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 ※このメール商談ライブのシリーズは、お客とボクのメールのやり取りを交互に掲載していく構成なのだけど、今回の「依頼者との交流編03」は、ボクのメール1本と、その解説だけになっている。
 今回のシリーズは、そういうことも度々ありそうだ。

 というのも、それだけ長文のメールが多いのよ。
 ボクは元々長文メールを送りがちではあるのだけど、今回の例では、自分でもびっくりするほど長文メールが多いんだ(苦笑)。

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うるの送信メール/その4

うるのです。

お打ち合わせ、ありがとうございました。

今回のコミック制作について、お預かりした資料を検討したり、ボクなりにネットで調べたりしてみました。
マンガに盛り込む話題(研究内容など)の全部が明らかな状態ではありませんが、結論から言うと、前回までの「1話=マンガ3ページ+資料画像」というスタイルにはこだわらず、資料もマンガ内に組み込んで、WEB版では1話8画面程度にして、全3話(印刷版で16ページ相当)くらいにまとめる」のが、一番よいように思います。

キャラクターなどは、前回までと同じで、ただ1話あたりのページ数を増やし、資料をコラム的に組み込みながら全体をまとめていく形式ということです。
これは「高エネルギー加速器研究機構(KEK)」で連載を続けている当社作品『カソクキッズ』に準拠した構成案で、これまでの6年間で十分に読者の反応などを確認しているので、自信を持って妥当な構成案だとお奨めできます。

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■企画構成案についてのご説明
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このように1話あたりのボリュームを増やすべきと考えたのには、もちろん理由があります。
前回までのマンガは1話ずつ題材が異なり、またパワーポイントなどの資料が十分にあるという前提で予算などを検討し、あのように構成したものです。

しかし、今回はテーマが「○○」に特化しており、また○○についてしっかりと説明し、読者に受け入れさせるには、それなりにまとまったボリュームも必要です。3ページずつだと1度に盛り込める情報量が少なすぎて、情報が分断されすぎてしまうと思うのです。

一般読者に一度に大量の情報を与えると、面倒くさく感じて読んでもらえなくなるものですが、少なすぎるのもじれったく感じるし、情報が分断されて体系的に全体を把握しにくくなり、正しい理解に導けない危険が大きいと思います。

このため、読者が抵抗を感じない8ページ程度まで1話のボリュームをアップし、しかも「つづく」の形式にして3部構成とし、全体としては24ページで1つの物語に仕上げるというのが適正だろうと考えました。

もっとも前回までのマンガも、実際にはボリューム不足な部分はあったわけですが、あれは予算と取り扱うべき題材を検討した上での苦肉の策でもあったのです。
ただ今回は「○○」という、以前よりも専門性の高い題材を扱うので、その分だけ解説も丁寧に、しかも急がずに行わないとならないと思われるので、一定のボリュームを確保可能なら、そうすべきだと判断しました。

1つの24ページにしないのは、8ページ程度ごとに読者に考える時間を与え、一息つかせるべきだと思うからです。
休憩を挟んであげないと、やっぱり億劫に感じますから。

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■予算面のこと
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前回お会いした際に「総額○○万くらい」との予算概案を伺いました。当社のマンガ制作料金は「1ページ○万円」と規定しています。

この額面は、こうした業務を行う者が十分に一定品質を保ちつ続けられるための適正な報酬額を独自に検討して定めたものです。過剰な値上げ、値下げのいずれであっても、こうした「創作業」の未来に悪影響を与えてしまうので、自分だけでなく、全ての同業者が無理なく、依頼者に過度な負担を求めることもなくやっていけるように設定しました。

ここで言う「1ページ○万円」とは、印刷A4サイズのことを言います。○○○○研究所のマンガは、KEKのマンガと同様にWEB公開版は「A4の3分の2」として表示していますから「WEBでの3ページ=印刷での2ページ」となります。
このため「1ページ○万円」でカウントすると、印刷で16ページのものはWEB公開状態では24画面となり、十分なボリュームを持ったものになります。

さて、この当社規定料金を、ご要望いただいた条件に当てはめると「○○万円」となります。しかも、これにはWEBページの制作費用は含んでいませんので、全体ではご提示いただいた○○万円以内という限度額を超えてしまいます。
ですので……

(中略:見積り案を記載)

というわけで、こうした対応で工夫することで、マンガとWEBを含む総額は「○○万円」となり、消費税8%を加えても「○○万円」と、規定額にぎりぎり収まると考えました。

不当なダンピングなどを行うことなく、明瞭な会計状態でお仕事を引き受けないと、ご迷惑をおかけすることもありますので、このようにお見積りしてみたわけです。
(現時点ではあくまでも「机上の計算」ですので、実際のご予算に応じて企画全体を調整することも可能です)

我々のような創作系の仕事というのは依頼内容ごとに負担が異なるため、明確な料金基準が示せない例が多いのですが、それが故に不安になる方も少なくないものです。
このため私たちは自分たちで基準を設け、それを公開することで依頼者の不安を払拭するようにしています。「時価」と書いてある寿司は、注文しにくいものですからね。
そうして料金基準を公開している以上、それ以上の予算をいただける場合でも、基準以上にいただくことはありません。
自ら定めた自分の値段を守れないようではプロ失格ですから。

以上、構成面、予算面の両面で、企画案を検討してみました。
こうした形で進行してよいかどうか、もう一度お会いして検討させていただければ・・・と思います。
お時間のご都合がつくようでしたら、是非ご連絡いただけると幸いです。

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その4」補足解説

 打ち合わせをしてきて、自分なりに考えをまとめてメールする。

 実は、ここに書いたことのほとんどは打ちあわせ中に思いついていたのだけど、その場では大ざっぱにだけ話して、帰ってから精査して考えをまとめ直して、提案したのだ。お金のことなんかも、最初にキチッとしておく必要があるしね。
 この例の場合は、打ち合わせから提案まで数日って感じかな。

 先のメールは企画書をメールで送ったようなモンだから、けっこう長い。

 ボクは長文メールを書いちゃうタイプではあるのだけど、それでも長いメールだと面倒がって読まない人もいるので、いつも長文で提案するわけじゃない。

 この件の場合は、依頼先が研究所で、担当者も研究者だから、長文でもしっかり読んでくれると判断したの。
 打ちあわせでも話が弾んで、1時間のつもりが4時間近くに及んじゃったしね。それだけ本件と直接関係ないコトまで、お互いに興味を持って話し合えたんだ。
 だからこそ、メールもできるだけ詳しく書いた。そのほうが安心してくれる相手だと思えたからね。

 メール本文の冒頭で触れている通り、今回は以前のシリーズとは異なる提案をしている。
 この依頼以前に各3ページにまとめた短編連作を24本(2年前に14本、翌年に10本)も描いているのだけど、それらは別々の研究を扱ったものなんだ。

 でも今回は1つのテーマに絞り込んで描くことになる。
 予算は以前と同等なので、以前は3ページだったモノを30ページ近くに増やせるようなモノだ。
 それだけ深く詳しく描ける……というよりも、以前のシリーズが短すぎたんだよね。
 今回は本格的に切り込んでいけるのだから、以前の構成にこだわることはないんだ。

 


 メールの後半には、予算関係のコトを書いている。
 今回はそれなりにまとまった予算を組んでくれているのだけど、それでもね、バカ正直に見積もってしまうと足りないんだ。

 漫画を作るっていうのは、漫画だけ作ればいいわけじゃない。
 多くの場合、それを読者に見せるための手段も含まれているの。

 つまり冊子にするとかWEBで公開するとか、それらに必要な予算もコミコミなのよ。
 作品を描いたって、それを見せることができなければ意味がないんだよね。

 この例の場合はWEB公開なので、漫画を表示するWEBページの作成までがボクのお仕事。

 でもウチの規定料金で考えると、WEB制作までの料金には足りないのよ。
 漫画のページ数を削ればどうにかなるけど、それだと漫画のほうが物足りなくなる。

 そこで「ちょっとした変化球」を使って、漫画をほとんど犠牲にせずにWEBもなんとかする方法を考え、提案させてもらったんだ。

 ウチでは一定ページ数以上のオーダーの時には、ホンのちょっと値引きするという規定があるの。
 これは自分のWEBサイトでも公開しているので、それを適用させて、さらにWEBのほうも「ギリギリで何とかするウチだけの変化球」を使って、予算内で全部を仕上げられるようにしたんだ。

 メール本文にも書いてあるように、不当な値引きはしていないよ。

 実はちょっとくらい値引きしても大丈夫ではあったのだけど、そういうことをしてしまうと、その値段が独り歩きしてしまう。
 すると自分だけでなく、他の制作者にも迷惑をかけてしまうかもしれない。

 だから値崩れになりそうなコトはできないんだ。自分と業界を犠牲にしないで、それでも依頼者が満足する方法を考えなきゃいけないと思うの。
 そもそも、その時によって請負額が変わるようじゃ、見積りの根拠が不透明すぎて相手も安心できないでしょ。

見積もりっていうのは、自分がいくら欲しいかを書くモノではなく、その業務を遂行するにあたって必要な金額と、その額面が妥当で適正だと考えた根拠を示すモノだと思っている。請求書は件名と金額だけでもいいと思うけど、見積書は企画書の一部なので、ちゃんと企画に沿った額面でないとダメだと思ってるんだ。

 なので工夫する。
 妥当な金額になるように工夫して、お互いに納得できる落とし所にまとめあげるんだ。

 そして、そういうコトができるのも、長く色々な仕事をやって蓄積してきたモノがあるからなの。
 あのときに作ったデータを流用すれば、とか、あそこを○○に描いておけば、後で簡単にイジってバージョン違いを作れるな、とかね。

 キャリアってのは、そういう工夫が出来ることを言うんだ。
「時間をかけて培った自分だけの財産」を持っているというのがキャリアの力なの。

 

追記:本件受注に至る企画コンペについて

 実は同じような予算対応は、以前のシリーズのときにもやっている。

 本件は、最初からボクにオファーが来たわけじゃない。
 きちんと企画コンペがあり、それに応じた複数の業者が参加し、オリエンテーションで請負条件を提示され、それに基づいて各社ごとに企画をまとめ、プレゼンで競合して、勝ち残ったボクが受注した。
 そうやって以前のシリーズを手掛け、そこで結果を残せたからこそ、新シリーズも任せてもらえたわけだ。

 企画コンペの段階から、予算不足は確実だった。

 漫画化しなきゃならないエピソードは14本。その制作費だけでもギリギリなのだけど、予算には漫画を公開するためのWEBサイトの制作費も含まれている。

 WEBサイトの構築だけでも、けっこうな予算がかかる。
 漫画が数十ページあるのなら、サイトのボリュームはそれ以上になる。そのコーディング、メニューやボタン周りなどのインターフェースのレイアウト、グラフィックデザインなどなど、やらなきゃならないことは山ほどある。真っ当にやったら、WEBだけで予算なんか使い切ってしまうレベルなんだ。

 なのに、漫画とWEBでコミコミの予算しかない。

 たぶんね、先方も「無理なら仕方ない」って思ってたと思うんだ。

 研究内容を漫画で紹介するというのをやってみたいけど、予算はあまりない。
 っていうか、元々研究機関の広報費なんて、それほどないのよ。研究者は研究にこそ予算を使いたいからね。
 全体としてはものすごい年間予算をもらっていても、個々の研究単位ではギリギリすぎる程度でしかなくて、だから広報費なんてのは削れるだけ削るしかないってことが少なくないんだ。

 だから、無茶を承知で「こういうコトをやりたいんだけど、やってくれる人いないかなぁ?」と声を掛けてみる。
 で、やっぱり無茶だと言われちゃったら、あきらめる。
 そういう考え方だったんだろうと思うんだ。

 この企画コンペのときも、集まった業者のほとんどが無茶だ、無理だと判断していた。
 ボクもだ。

 キッチンのリフォーム程度の予算で家を丸ごと建てろと言われているようなモンだからね。
 真っ当に考えたら、どう考えたって無理に決まっている。

 で、ほとんどが無理だ、オリる、予算を増やせ、仕事を減らせ、質を落とせ、といった提案しかできなかった。

 けどボクは、全然別なコトを考えてみた。

 真っ当にやったら無理なんだから、真っ当にやらなきゃいいんじゃないの?
 新築で家を建てるのが無理なら、中古で何とかならないの?
 廃材使ってお洒落な家を建てることだって出来るのでは?

 そうやってサイト自体はタダ同然にできれば、予算のほとんどを漫画にツッコめるじゃん。

 問題は、そんな都合のいい「タダ同然のサイト」なんてモノがあるかどうかだ。

 一応はキッチリした研究機関だから、無料のブログサービスなどを使うわけにはいかない。
 内部の専用サーバに設置できないとダメ。

 それに、仮に無料ブログを使ったとしても、ブログ自体は無料でもデザインや企画まで無料なわけじゃない。
 他所の仕様に合わせて考えなきゃならないってのは、むしろ高くつく。個人でやるなら無料のオンラインサービスはありがたいけれど、業者に発注するとなると、かえって扱いが厄介になるものなんだ。

 だけど。

 ボクには当てがあったんだ。
 タダ同然で提供できる、それなりに使えるWEBサイトってのが。
 それも漫画用のモノが。

 長年、そういう仕事ばっかりやってると、そういうのを持ってるのよ。
 もちろん、どこかの誰かが作ったモノを拝借するんじゃないよ。
 ボクが自分で、自分の仕事のために作っておいたモノだ。

 本来は校正のために作ったモノ。

 校正のために、いちいち客先に出向かなきゃならないのは面倒だし、予算や時間にも無駄が出る。かといって、テキトーに出来上がった漫画やネームだけを送ったのでは、漫画の素人であるお客は混乱して、正しい評価やチェックができない可能性が高い。
 だからオンライン公開のときのイメージに近い状態でチェックしてもらえるように、ボクは「そういうWEBデータ」を作ってあったんだ。

 むろん、そのまんまではあまりにも裏方用でありすぎるから、多少の手は加えなきゃならない。

 でも、本来なら校正用、裏方用のモノを利用するのなら、WEBにかかる予算を限界ギリギリまで抑えることができるはずだ。
 なんせボクはWEB制作者としてもキャリア長いからね。引き出しを開ければ、校正用サイトを本番用にデッチあげるための材料なんか、ナンボでも出てくる。

 所詮は苦肉の策。ベストな提案じゃない。

 でも、そうすればやれる。
 値引きや赤字前提じゃなく、作品の質を落とすこともなく、やれる。
 そうなら作品自体の力で、サイトがイマイチな部分をカバーできる。

 それこそ、望むところだ。

 そういうわけでボクは「WEBまで予算内でやるのは無理だから、廃材利用で何とかしましょう。その代わり、予算のほとんどは漫画にツッコんで、そっちはガチでやらせてもらいます」という提案をした。
 それで勝負が決まった。

 もっとも、それ以前に勝負は付いていたに近いんだけど。

 広報の仕事って、広報の仕事をしている人や会社に声がかかるのよ。当たり前だけど。
 でも広告会社って、漫画の専門家じゃないのよ。

 漫画で広報する企画なんだから漫画がメインなんだけど、その漫画には自信がない。というよりも、自社では作れない。
 とにかく描けるヤツを探してそれっぽくデッチあげるしかないっていう程度になりがちなの。
 しかも元々足りない予算から、さらに自社の売上分を差し引いたギャラしか払えないから、質の高い制作者なんか雇えない。
 絵が描けりゃ素人でもいいってレベルでしか対応できない。

 だから、仕事は欲しいけど、本当は漫画なんかやりたくないの。

 今後のために誼みは通じておきたいし、できません、やれませんって言うのもカッコ悪いからコンペにも参加するけど、最初から腰が引けてるのよ。みんなが無理だって言って流れてくれちゃうほうがありがたいって感じなのよ。

 けど、ボクは漫画家本人だ。

 普通、漫画家は「広報の仕事をしている人」ではないから、例え漫画の企画であっても声がかかることはないのだけれど、ボクは「広報の仕事もしている人」だから、声がかかる。
 しかも、デザインやWEBや印刷物のDTPだって自分でやれる。そっちのキャリアだって数十年だ。そこらのデザイン専門会社より、よほど場数を踏んでいる。

 普通はいないんだ、そんな奴。

 でも、いないはずの奴がコンペ参加者の中にいる。
 となれば、他は逃げちゃうんだよね。

 コンペに参加しない、無視しちゃうでは角が立つけど、一応は出ていれば面目は保てる。むしろ間違って受注しちゃうほうがヤバイ。
 だから絶対に通りそうにない企画を出してきたりするの。
 そんで「もう、あの人でいいでしょ。ウチもやるだけはやったんだから、もう帰らせてよ」と。

 広報漫画の企画コンペって、そういう形になりやすいのよ。

 いつもそうなわけじゃなくて、ガチで戦うことになるケースもあるのだけど、ボクは企画コンペで負けたことはほとんどない。
 WEBや普通の広告企画では負けることもあるけど、少なくとも漫画で、それも見積額での勝負じゃなくて企画と実力勝負なら、一度も負けてない。
 まぁ勝てそうなコンペにしか出てないんだけど(笑)。

 漫画だろうが何だろうが、広報の仕事を発注する側は、広報の仕事を請け負ってくれると確信できる相手にしか声をかけない。

 でも、そのほとんどは漫画のことはわからない人たちなんだ。
 だから漫画の広報なら、ボクが勝つ。

 ボクは、広告だけなら人並みでしかない。漫画だけでも、やはり人並みが精一杯だろう。
 でも、その両方が合わさった「広告漫画」なら、そう簡単には負けない。

 だって、素人だけの町内相撲大会に一人だけ本物の力士が混ざってるようなモンだもの。
 しかも力士(広告)にサッカー(漫画)で勝負させるような大会なんだから。

 そんなレアルールなら、ライバル少ないに決まっている。
 勝って当然だよね。

見積額とか他の要素とかで判断するコンペに出ないのは、大会に出るのに、そこでの実力じゃなくて全然関係ない部分で出場選手を選ぶようなモンだから。誰がやっても同じにやれば同じ結果が出るような仕事ならいいけど、クリエイティブを請負額だけで判断されちゃたまらない。

 そういうわけで、ボクは勝つべくして勝って、このシリーズを請け負うことになり、初年度、次年度ともに担当させてもらった。

 その成果を感じてくれて、改めて新シリーズの企画が持ち上がり、新たな担当者と共に挑むことになったわけだ。

実はこのコンペの時、隣にいた業者さんが多少粘っていたんだ。印刷会社さんなんだけど、広告制作も多少は請け負ってる感じ。で「ウチでは、こんな漫画冊子を印刷してます。この作者に連絡取ることもできます。だからしっかりやれます」と見本を見せた。
で、その次にボクが喋る番になって「え〜っと……その……今見せてくれた漫画冊子の作者なんですが……」と。印刷会社さんはびっくり仰天。気まずかっただろうなぁ。ボクもだけど(笑)。
当然、印刷会社さんは降りて、後日ウチの仕事場に挨拶にいらっしゃった。こっちとしては遺恨も何にもないんだけど、印刷会社と仲良くなるのはいいことなので、笑って応対した。
今後、こういう案件がウチにきた時にはお願いしますって言われたけど、その後、そういう話はない。やっぱりレアケースであって、漫画をつくるなんて機会はないんだろうなぁ(笑)。

 

(「依頼者との交流編04」へ→)

 


※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

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