作者としてのこだわり/あえて予算オーバーに踏み込む編06

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お客様からのメール/その14

うるの様

それでは、何卒宜しくお願い申し上げます。
自分の方は14時半には秋葉原付近に着くようにしておきます。

何卒宜しくお願い申し上げます。

(以下、書名)

 

うるの送信メール/その14

うるのです。

ご連絡忘れていました。
ボクの携帯電話は「xxx-xxxx-xxxx」です。

普段はあまりケータイを使わないので、携帯電話にご連絡いただいても持っていなかったり、気づかなかったりすることが多いのですが、今回のような待ち合わせの時はちゃんと出ますので、もしものときはご連絡を。
(漫画家がデスクを離れて外出中ってことは、連絡がついても役立たずってことですから、携帯電話はほとんど使わないんです)

なお当日は、ボクも14時半には秋葉原に出られるように心がけますので、昭和通り出口(日比谷線の入り口辺り?)で落ち合えるといいですね。

※ロゴ改訂案、週末には送れると思います。

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その14」補足解説

 本当にボクは携帯電話……というかモバイルツールを使ってない。

 このときから何年も経って、ガラケーユーザーなんか絶滅危惧種になっても、ボクはガラケーのままだった。
 スマホに切り替えたのは2017年。それも、ガラケーの電池が古くなりすぎて止むを得ず、であってスマホが欲しかったわけじゃない。
 (本当は電池交換だけでもいいんだけど、すでにサポート終了してたのよ)

 スマホで読む電子書籍なんか書いてるってのに、ボクってモバイルには全然興味持てないのよ。
 閲覧テスト用にスマホを使ったりはするし、自宅ではいつもiPadでネット見てるんだけど、出先で電話したりメールしたりネット見たりは、滅多にしないんだ。

 ビジネスメールなどは、未だに事務所に行かないと見れないままだ。
 見れるようにするのは簡単なこと(いくらボクでもそのくらいはできる。これでもWEB業者だぞ!)だけど、そうはしていない。

 モバイルツールってのは公私混同になりやすいツールなので、そういう部分には注意してるんだ。
 時々不便ではあるけど、そうしてないとONとOFFが曖昧になっちゃって、生活にも仕事にもメリハリがなくなっちゃうのよ。特に個人業の場合はね。

 だから、家庭に仕事は一切持ち込まない。仕事場にも家庭はなるべく持ち込まない、というルールでやってるの。

 カミサンと一緒に仕事してるから完全に分離することはできないんだけど、そうだからこそなおさら、そのへんには気を使っているんだ。
 こういうのって、長くやっていくには意外に大事なことなのよ。
 少なくともボクにとってはね。

 そんな奴だから携帯電話を掛けることはほとんどない。

 緊急時に連絡つかないのはマズイ(元々、娘が重病で入院したときに緊急連絡用として持つことにした)から、常に携帯電話は持ち歩いているけど、まず使わない。
 ほぼ365日マナーモードにしたまま。こないだ発信履歴を見たら、10件前の発信が1年近く前の日付だった。

 着信も滅多にない。
 せいぜいが家族と親しい友人くらい。友人のほとんども、ボクの携帯嫌いは知ってるから、9割以上が家族だね。

 そして、ほとんどの取引先には携帯番号を教えていない。
 ボクは外出先まで、仕事に追い回されたくないんだ。

 基本的に仕事はちゃんとスケジュール立てて対応してるんだから、今すぐ話さなきゃならないなんてのは緊急事態だけだし、そこまで切迫した緊急事態なんて、そうそうあるもんじゃない。
 後で返答してもいいようなコトで、外出中や休憩中まで割り込んで来られたくないんだ。一人でゆっくり考えたり、気持ちを休めたりすることだって大事なんだから。

 メール中に書いたように、仮にボクの携帯番号を知っていても、外出中ならすぐに対応はできないし、すぐに対応できるのなら事務所にいるってことだから携帯に掛けなくても済む。
 用事があったら事務所に掛けてくれればいい。ボクがいればボクが応対するし、留守ならスタッフが応対してボクに連絡してくれる(決して直接ボクの携帯番号は教えないルールにしてある)。

 つ~か、よほどの緊急でないならメールでいいじゃん。

 仕事してるときは仕事に集中してるんだ。
 電話でテンションを断ち切られたくないのよ。
 一段落付いたらメールチェックするから、それまではほっといて欲しいのよ。

 今、手を休めたら、浮かんでいたアイデアや言葉が消えちゃうってコトだってあるんだ。
 スタッフが何か声を掛けてきても「今はオレに喋りかけるな!」ってとき、あるんだよ。

 ただ、そういう心理って、創作者でない人には理解しにくいんだよね。

 だから最初から携帯番号は教えない。
 で、こういう出先で落ち合わなきゃならないときだけ、教える。
 教えたくないけど、何かの事情で落ち合えなかったときに困るからね。

 その代わり、普段は掛けても無駄だよというのも必ず言っておく。
 そうしておくと、まず掛かってこないの。

 電話を減らすってのも、仕事を続ける上では重要事項なのよ。
 気が散るのは嫌だもん。

 

お客様からのメール/その15

うるの様

お世話になっております。
それでは、当日宜しくお願い致します。

日比谷線の入り口付近におります。
宜しくお願い致します。

(以下、書名)

 

うるの送信メール/その15

うるのです。

40周年ロゴのアレンジ版、アップしておきました。

■40周年ロゴその2(画像のURL)

それと、明日の打ち合わせのための参考資料というか、最近の作品例もいくつかアップしておきました。いずれも、ここ1~2カ月以内の作品です。
この他の見本(冊子版など)は、実物をお持ちします。
(以下はリリース前で、まだ印刷物はできてません)

■小学校教材用学習マンガ
(画像のURL)

■連載マンガ「イソップ伝説/狼と少年」より
(画像のURL)

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その15」補足解説

 客先に持っていく「作例」のデータを担当者さんに送って、プリントしておいてもらうことにした。

 『教材マンガ』は小学校で使う小テスト。
 テスト用紙の裏に問題に関連した漫画が載っていて、早く終わった子は裏返して漫画を読んでいられる。
 けっこう多くの学校で使われているらしいから、ボクの漫画を読んだ子、意外に少なくないと思うよ。

 もう1つの『イソップ伝説』というのは、イソップ寓話を独自解釈でギャグ漫画化したシリーズ(すでにフリーコンテンツだからってんで、知り合いの電書メーカーから依頼された)で、これは広告用じゃない。
 最初から電子書籍販売用として描き下ろしたもので、有名アニメショップなどのサイトでDL販売された……んだけど、全然売れなかった(笑)。
 60話以上描いたんだけどなぁ。いつか独自に販売したいなぁ。

 とにかく、どちらも、同時期に描いていた出来たてホヤホヤの作品だったので、それらを客先に持ち込む見本に選んだんだ。
 別途、冊子化されたモノなんかも持っていくしね。

 そういう「実例」を見せるのって、大事なのよ。

 ボクなんか無名だから。
 ドコの馬の骨だか分からないんだから、相手は不安なはずだからね。
 ちゃんと、それなりの企業の仕事やってるんだよと思ってもらったほうが、商談をスムーズに進めやすいの。

 そういうモノがなくて苦労した時代もあったけど、今は十分な見本があるんだから使わなきゃソンだしね。

 

お客様からのメール/その16

うるの様

お世話になっております。
先日は雨の中ありがとうございました。
自分は結局あの後に傘を購入して帰りました(笑)

さて、ロゴの調整をお願いしておりますが、スケジュール感をお聞きしたくご連絡致しました。

パンフレットのマンガに関しましては、恐らく年明けだろうと予想しているのですが、こちらも併せてご確認させて頂ければと存じます。

ご不明な点等ございましたらご連絡ください。
何卒宜しくお願い申し上げます。

(以下、書名)

 

うるの送信メール/その16

うるのです。

うわぁあ、すいません!!
12日にできてたのにバタバタして忘れてましたっ!

■40周年ロゴその3
(画像のURL)

マンガのほうは年内に初稿のコンテまでいければ・・・と思っています。
(クリスマスプレゼントにできたらいいな、と・・)

ネットニュースや新聞などでご覧になったかもしれませんが、13日の日本時間深夜、ヒッグス粒子発見か!というニュースが飛び交いまして、大騒ぎになり、ボクにも影響が出てます。
結論から言えば、マスコミが伝えている内容はオーバーすぎて実際の状況とはかなり違います。(記者発表した当のご本人に直接聞きましたから)

それでも、ヤフーなどで解説用に引用されている「キッズサイエンティスト」はボクが書いていたりするので、色々対応が面倒で・・・・。
勘違いしたままで報道するのはやめてくんないかな~。
(これも風評被害の一種だな)

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その16」補足解説

 今回「うっかり忘れてたぁあああ!」なメールが多いなぁ。

 実際忙しくてバタバタしてた時期ではあったのだけど、実はこういうの珍しくないんだよね。
 仕事が一段落して出来た~~、やった~~と思って安心して、連絡し忘れちゃうの。

 いかん、いかんなぁ。
 そういうヤツだとわかってくれている優しいお客様たちのおかげで生きてるようなモンだ。

 さて、毎度のことながら、このメールでも余談を書いている。

 ヒッグス粒子発見。
 う~む、何もかもみな懐かしいのぉ。

 本文中に書いたように、この時点では「発見」ではなかった。
 この数ヶ月後に「発見」として正式発表されたのだけど、その時点でも厳密には発見じゃない。「限りなくヒッグス粒子だと思われる粒子」であって、新しいのを見つけたからって、それだけで決まるわけじゃないんだ。本当にヒッグス粒子だと確定するのは、約1年後なんだよね。

 それでも世間は大発見として騒ぐ。
 勘違いしたままで騒ぐ。

 なので、それに対応しなきゃならない側はテンテコマイ。
 ボクもちょっとだけ、巻き込まれてたのよ(所詮は部外者だからホンのちょっとだけだけだけどね)。

 

お客様からのメール/その17

うるの様

お世話になっております。
助かりました!ありがとうございます。

これからクライアントに別件の打合せに行くので一緒に持って行けます。

神の粒子というものですね。
世紀の大発見かなんて事でしたが、すみません。。
あまり詳しく存じませんです。。。
自分には朝日こども新聞が欲しいです。。

そういえば、弊社では出版企画の部門もあるので、うるのさんの事を担当に話してみましたところ、非常に興味を持っておりました。
内容的に××××出版が「▽▽▽▽」とか出してて可能性が高いのでは、なんて言ってました。
別件の広報誌制作のメンバーに××××出版の人がいるので、聞いてみようかという事です。
弊社でそんな動きをして良ければ本業なのでお任せ頂けますが、いかがでしょうか??もし、ご興味をお持ち頂けるようであれば。

それでは、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

(以下、書名)

 

うるの送信メール/その17

うるのです。

> 助かりました!ありがとうございます。
> これからクライアントに別件の打合せに行くので
> 一緒に持って行けます。

いや、遅くなってすいません。

> 神の粒子というものですね。
> 世紀の大発見かなんて事でしたが、すみません。。
> あまり詳しく存じませんです。。。

ええっと、その「神の粒子」ってのも報道のニュアンスとは違ってまして「この世のどこにでもあるハズなのに見つからない」という状況を皮肉って「神」と言った程度なんです。究極とか、神のようにすごいとかじゃないんです。
見つかったら大発見(ノーベルは確実)だけど、物理界ではもう何十年も前から「あるはず」という前提でやってるので、見つけたとしても急に何かが変わったりはしません。
そもそも見つけたものが本当に「神の粒子」かどうかを検証したり性質を解明したりするには、別のまだ世界のどこにもない超巨大加速器が必要で、各国でその誘致合戦をやってる段階ですし。
結局、今回がどうであれ、結論が出るのは何十年も先の話でしょう。
(日本の報道はオーバーすぎるようで、各国はもっと発表に忠実に報道しているようです)

> そういえば、弊社では出版企画の部門もあるので
> うるのさんの事を担当に話してみましたところ、
> 非常に興味を持っておりました。

ええっ、ほんとですか!?

> 内容的に××××出版が「▽▽▽▽」とか出してて
> 可能性が高いのではなんて言ってました。
> 別件の広報誌制作のメンバーに××××出版の人がいるので、
> 聞いてみようかという事です。

ああ、「▽▽▽▽」ですね。よく知ってます。
ウチのは、マンガ版ニュートンっていうくらいのノリだから「▽▽▽▽」より支持層は上になりそうですけど、でもファンの子と研究所の一般公開などで会うと、小学生なのに内容を全部暗記してたりして、こっちが驚かされます。

ギネスになった世界最高性能コンピュータ「京」のプロジェクトで、カソクキッズのカードゲームを出してくれていて、これが科学イベントで大人気なんですが、大人でも難しい素粒子ゲームなのに、小学生がガンガンやってるんですよ。子供ってすごいです。

> 弊社でそんな動きをして良ければ本業なのでお任せ
> 頂けますが、いかがでしょうか??
> もし、ご興味をお持ち頂けるようであれば。

わぁああああ!ぜひぜひ!!
KEKからは「KEK監修」という部分だけは外すなと言われていますけど、出版はボクの自由なんで。(ていうか、ソコは外したくない部分ですし)

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その17」補足解説

 本文中では「××××出版」や「▽▽▽▽」と伏せ字にさせてもらったけど、かなり有名な出版社の、かなり有名な雑誌の話だ。
 う~ん、ひょんなトコから、色々つながることがあるなぁ。

 ただし。

 このときは結果的につながらずに終わった。

 大抵はそんなモノなんだ。
 ただ、それでもね、色んな可能性を拾っておくのは大事。

 この1年後に、全く別な出版社から実際に書籍化されることになるのだけど、それだって「ひょんなトコ」からだったしね~。

 本当に、世の中って「縁」なのよ。
 どんなにちっぽけでも、縁を疎かにしてはいけないのよ。

 

(「あえて予算オーバーに踏み込む編07」へ→)

 


※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

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