作者としてのこだわり/あえて予算オーバーに踏み込む編05

(←「あえて予算オーバーに踏み込む編04」に戻る)

スポンサーリンク

うるの送信メール/その11

うるのです。

ちょっと手が空いてきたので、そろそろロゴに取りかかろうかと思ったのですが・・・・。

あの・・・40周年ということだけで、正式なクライアント名やその他、盛り込む文言など伺ってないのですが・・・?
クライアントロゴと組みあわせなくてもいいのかもしれませんが、それでもクライアントロゴのカラーイメージとか、そういうのを知っていたほうが、いいと思うんですが・・・。(クライアント名だけはっきりすれば、あとはオンラインで参照できると思うのですが・・・)

それとも、漠然と40周年用ってコトなんですかね?

(以下、書名)

 

お客様からのメール/その11

うるの様

お世話になっております。
大変失礼いたしました。

先般お会いした際に商品カタログなどと一緒にクライアントのご紹介もしているつもりでおりました。

クライアントは、○○株式会社というメーカーです。

こちらのコーポレイトカラーは青です。
以前にDICカラーなどの指定を確認したこともあったのですが、特に指定色としては無いようです。弊社で何か色を持ってくる際には、社名ロゴの色に合わせるようにしております。

ロゴの文言は特に指定ございませんが、来年が『創業40周年』という事と、ユーザーさんへの『ありがとう』の感謝の気持ちが伝わるものを希望します。
40という数字が分かりやすく見えると良いと思います。
なお、メインとなる商品は『×××××』というものです。(何か商品イメージを持ってくる場合)

イメージ的なものは、××となります。
××をモチーフにイラストを描く事もあるのですが、××の種類としては、▽▽といオーソドックスなものを基本にしております。

ご確認のほど宜しくお願い申し上げます。
何かございましたらご連絡ください。

(以下、書名)

 

「お客様からのメール/その11」補足解説

 いやぁ、うっかりしてた。
 ここまで話が進んでいたのに、クライアント名すら聞いてなかったとは。
 危うく最終回まで主人公の名前が一度も出て来ない『5000光年の虎(石川賢)』みたいになるトコだった(笑)。

 とにかく、ここでようやくラスボスの姿が見えたってトコだな。

 最低限の情報も得たし、まぁやってみるさ。
 ダメならダメで仕方ないしね。

※『5000光年の虎』は傑作だぞ。作者のあとがきだったか何かで「最終回になるまで主人公の名前を呼ばせていないことに気づかなかった」的なコメントを読んだ覚えがあるんだけど、この作品の場合は、それが最初から狙ってたことだとしか思えないほど効果的だった。永井豪先生や石川賢先生などダイナミックプロ系の先生方って、ご本人でも予想してないままに描いていったものが絶妙なエンディングになってる例が多いんだよね。すげぇなぁ。

 

うるの送信メール/その12

うるのです。

試しに作った40周年マーク、PDFでアップしておきました。
(作例画像のURL)

本当ならマンガのイメージを使ったりしたいところなんですが、まだ、どんなモノを描くかなどもはっきりは見えてないので、とにかく▽▽をモデルに、クライアントのイメージカラーに近い配色で、それっぽくしてみた、という感じです。
(▽▽は手描きで描いてます)

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その12」補足解説

 さて、テスト版的なモノを送っちゃったぞ。
 後は野となれ山となれ、あるいはまな板の鯉だな。

 まぁ、やることはやったんだから。

 

お客様からのメール/その12

うるの様

お世話になっております。
ロゴ制作ありがとうございます。

さっそくクライアントと話をさせて頂きました。
名刺などを考えると下の丸い形の方が使い勝手が良いのではないかという事となりました。

現状からの変更希望内容です。
・▽▽イラストが四角い案のものくらいキャラクター性が欲しい
・▽▽イラストの尾をもう少し短く(四角い案のイラストでも)
・▽▽イラストの模様を更紗模様(赤白で)にしたい
・ANNIVERSARYの下辺りに企業ロゴ(添付)をバランス良く入れたい

また、マンガリーフレットの件ですが、ページ数は打合せ後に確定したいという事ですが、実施は決定となりましたので、一度クライアントと打合せをさせて頂きたく存じます。現状ではマンガ本編8ページ(12ページ冊子)の予定です。

来週でお願い出来る日程はありますでしょうか。
9日(金)以外であれば、時間もご都合に合わせさせて頂けます。

お忙しいところ大変お手数とは存じますが、ご確認のほど何卒宜しくお願い申し上げます。ご不明な点等ございましたらご連絡ください。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。

(以下、書名)

 

お客様からのメール/その13

うるの様

お世話になっております。
不明確な要素が多くご迷惑をお掛け致します。

先方にて会社の稟議確認を得て頂いた後に改めてご連絡をさせて頂きますが、クライアントの担当者とは、12月の早目の段階でマンガ打合せをさせて頂きたいと考えております。

先週から担当者が出張に入ってしまい、まだ正式な確認が取れておりませんが、今週中には最終確認をする予定となっております。
確認が取れ次第に、うるのさんのスケジュールも確認させて頂いて日程を決めさせて頂ければと存じます。
地図なども後日お送りさせて頂きます。

何卒宜しくお願い申し上げます。

(以下、書名)

 

「お客様からのメール/その13」補足解説

 ロゴの件に続いて、漫画制作の打ちあわせ予定の連絡が来た。
 ってコトは、ボクが作ったロゴも、それなりにウケたってことらしい。
 修正や追加要望が出るってコトは、そこを直せば使いたいってコトだもんね。

 う~む、ダメかと思ってたのに面目保てちゃったよ。

 さて、それはそれとして、いよいよ漫画のほうが動き出すな。

 クライアントに直接会いたいというのは、かなり前からボクが要望していたこと。
 担当者さんも、漫画を使った広報企画については詳しくないから、ボクが同行したほうがいいと考えてくれたのだろう。

 実際そうしておかないと、おっかないしね。

 

うるの送信メール/その13

うるのです。

> お世話になっております。
> ロゴ制作ありがとうございます。

うわっ!フィードバック早いですねぇ!
驚きました。

> さっそくクライアントと話をさせて頂きました。
> 名刺などを考えると下の丸い形の方が使い勝手が
> 良いのではないかという事となりました。

はい。でも、それはアレンジの問題だから、丸い形をベースに作っておいて、状況に応じて四角いのも用意することは可能かと思います。
(デザインさえ統一されていれば、カタチにはバリエーションを持たせても大丈夫だろうし、その程度のアレンジなら何とでもなりそうですし)

※もっとも、まずは丸いデザインで完成させてからですけど。

> 現状からの変更希望内容です。
> ・▽▽イラストが四角い案のものくらいキャラクター性が欲しい

ああ、これは方向性を探るためのプレとして試しにやってみただけなので、もっとキャラ化させて描いてみますね。

> ・▽▽イラストの尾をもう少し短く(四角い案のイラストでも)

なるほど。マンガだから、ついオーバーになっちゃうんですよね。
了解しました、変更します。

> ・▽▽イラストの模様を更紗模様(赤白で)にしたい

ああ、そうか、そのほうがイメージですものね。
これまた了解です。
(ていうか、そうしなかったのはウチの手落ちですね・・・)

> ・ANNIVERSARYの下辺りに企業ロゴ(添付)をバランス良く入れたい

これはいくつかやってみて、選んでもらうほうがいいかと思いますので、バリエーションを考えてみます。

> また、マンガリーフレットの件ですが、ページ数は打合せ後に
> 確定したいという事ですが、実施は決定となりましたので、
> 一度クライアントと打合せをさせて頂きたく存じます。
> 現状ではマンガ本編8ページ(12ページ冊子)の予定です。

はい、これは以前にも伺いましたね。

> 来週でお願い出来る日程はありますでしょうか。
> 9日(金)以外であれば、時間もご都合に合わせさせて頂けます。

ボクのほうは、今のところ来週ならいつでも大丈夫ですが、もしも8日(火)の14時30分以降でも大丈夫なら、一番都合がいいです。
(火曜日は、午前中は大学でマンガの講師をしていまして、戻ってきても午後の作業時間が中途半端になりがちなんです。だから、いっそ、そういう日に打ち合わせなどをまとめてしまうと、他の日は一日制作に集中できてありがたいんです)
ただ、授業が12時10分までなので、戻ってきて電車に乗れるのは13時近くになってしまうため、14時30分より早くそちらに行くのは難しいわけです。

でも、他の日でも全然大丈夫ですよ。
ただ午後だとありがたいですが・・・。

朝の10時とかだと、ちょうどラッシュ時間に移動することになるんですが、ふだん、そういうのに慣れてないから苦手で・・・。
(あ、いや、仕事ですから、クライアントの要望があれば午前だろうと夜中だろうと・・・です。ただ、もしも午後でもいいというなら、ありがたいな~と・・・)

> お忙しいところ大変お手数とは存じますが、ご確認のほど
> 何卒宜しくお願い申し上げます。
> ご不明な点等ございましたらご連絡ください。

来週のいつが打ち合わせになるかはともかく、その日までに作り変えたロゴ案を用意できるようにしますね。
(もっと早くできれば、その時点でお送りしますが、今は月末で、色々な締切が重なっているので、月が変わるまではテンテコマイになる可能性もあって・・・)

ちょうど今、小学生の教科書(サブテキスト)用のマンガをやっていて、グッピーを育てる話などを描きました。なので、そういう魚が出てくるマンガの作例も、当日はお持ちするようにします。

以上、どうぞよろしくお願いします。

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その13」補足解説

 前半のロゴの話はさておき、後半の打ちあわせスケジュールでは、ボクの個人的事情をグダグダ書いている。

 この案件のあった年、ボクは地元の大学で1年間、非常勤講師を引き受けていたんだ。
 それ以前も、年に数度くらいゲスト講師として招かれていたんだけど、この年は正式にカリキュラム(2単位分)を請け負って、1年間の講師を受け持った。
 ただ、もう二度とやる気はないけど。

 キツすぎるよ、非常勤講師。
 あんだけ責任の重い仕事で、あのギャラじゃあ、とてもやっていけないや。
 正直、同じ時間をフツーのバイトしたほうがマシなんじゃないかと思えるほどだったもん。
(実際、この仕事をちゃんとやるために費やした時間を総合すると時給換算で500円以下になってしまった)
 先生って、みんな苦労していらっしゃるんだなぁ。

 さて、閑話休題。

 そんな個人的なコトをわざわざメールに書いたのは、そんな非常勤でも大学講師ってのは、それなりのキャリアに見えちゃうからだ。
 講師を任される程度のレベルではあるんだと思わせられるからね。
 そういうネタを書くことで「ボクだって、それなりのヤツなんだぞ」って主張しておくの(笑)。

 そういうことを言っておくと、締切ギリギリのキツい局面になったりしたときに、多少の交渉材料になったりするのよ。
 学校があるんだ、生徒が待ってんだ、彼らの人生に関わるんだ、だから無理や無茶を言わないでよ、と。

 そういう局面にならないように頑張るけど、もしものときのために、使えるものは何でも使って仕込んでおくの(実際に仕込みとして効果があったかどうかは定かではないのだけど)。

 

(「あえて予算オーバーに踏み込む編06」へ→)

 


※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

うるの拓也の電子書籍シリーズ各巻好評発売中!(詳しくはプロモサイトで!!)