お客は時に味方、時に敵 ~依頼者との戦い編12:未来

(←「依頼者との戦い編11:交流」に戻る)

スポンサーリンク

お客様からのメール/その29

うるのさま

ご無沙汰しております。
お陰さまでお配りしているパンフレット、とても好評です。

そこで、第3弾を作ることにしました。
弊社の取締役、○○が原稿を作りました。
お送りしますのでよろしくお願いいたします。

*4ぺーじもの
*×××××の「×××××制度」を広めていくために、その原動力に税理士先生等の「会計事務所」の組織に働きかけるツール
*1ページ目の上部に別枠をとり、提案内容のタイトルを入れる。
*4ページ目の最後に別枠を2つとり、×××××の事と、その会計事務所のことを入れる(会計事務所のゴム印を押すことになると思います。)
*出演者は「所長:60才の男性」「所員:40才の男性」「×××××の担当者:
30才の女性」
*今度「選択制」を付けることになりました。

以上です。
原稿を読んでいただき、意味するところを捉えて、うるのさん流に仕上げて下さい。
タッチは前回と同じでお願いします。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

(以下、書名)

 

「お客様からのメール/その29」補足解説

 このメールは全てが終わって数ヶ月経ってから届いたモノ。
 そして、メールと同時にお電話もいただいた。

 漫画パンフの第3弾を作れと指示したのは、あの社長だったそうだ。
 出来上がった漫画パンフを持って営業に出掛けたら、とても評判がよかったんだって。それで、気を良くしてくれたらしい。

 ボクは、一番最初のとき以来、一度も社長には会っていないけれど、今は彼もボクを認めてくれたようだ。
 それなら十分。いい話じゃないか。

 この第3弾も、アレコレ工夫しながら作ったのだけど、そこは割愛する。
 ここまでの流れで、大体想像はつくと思うしね。

 なので、以下はエピローグ的なメールを掲載する。

 1年後、そして数年後のメールだ。

 

お客様からのメール/その30

うるのさま
ご無沙汰しています。
×××××の○○です。
「×××××」の3部作では大変お世話になりました。
有り難うございます。

二つ質問です
うるのさんに作っていただいた漫画の中の3コマを小さいチラシに使いたいのです。
≪Q≫新たに費用が発生しますか?

新しいパンフレットをカラーで作る場合。
≪Q≫A4の1枚当たりの費用はいかほどでしょうか?

よろしく教えて下さい。

(以下、書名)

 

うるのメール/その22

うるのです、お久しぶりです。
大変ご無沙汰してしまいましたが、お元気そうでよかったです!!

さて、お問い合わせいただいた件ですが、以前に描いたモノを再利用するだけなら、一切代金はいただきません。一部のコマだけ使おうが、全体を使おうが、問題ありません。その部分だけの画像データが必要ならば、こちらのバックアップデータからご用意します〔その場合も代金はいただきません)。
ぜひ御社の未来のために、作品をお役立てください。

(以下、書名)

 

「うるのメール/その22」補足解説

 以前のメールで「作品は自分の子供で、子供の人生は子供のもの」と書いたけど、ボクは本当にそう思っている。
 だから、作品自体を直接販売及び譲渡しない限り、何度使おうが自由ってコトにしている。

ただし、これも前に書いたけど著作権は手放していない。「子供」のためにならないと思えるような使い方はさせたくないので、そこはしっかり押さえさせてもらっている。そうしていても嫌がられたりはしない。ボクがちゃんとアフターケアもやっていて、それをお客が信じてくれている限り、むしろ喜んでもらえるよ。

 それでも再利用料を払ってくれるお客もいて、そういうときはありがたく頂戴するのだけど、ほとんどの中小企業相手では「どうぞウチの作品をどんどん使って、ご商売に役立ててください」と言っている。

 ボクはWEBの仕事でたくさんの中小零細企業と付きあっているから、彼らがどれほど苦しいかは、よくわかるんだ。
 社長なのにサイフの中身は高校生のお小遣い以下、なんて人がゴロゴロいるもん。

 そういう人たちを相手にする以上、彼らが受け入れられる条件を示してあげないと成り立たないんだよね。
 正当な要求であっても、無理なモノは無理だから。

 そのへんを汲んであげられないなら、関わるべきじゃないと思うんだ。
 何をしてあげても、結果的に負担を増やすだけになっちゃったら彼らのためにならないでしょ。

 だから漫画の仕事でも、ボクは同じように考えている。

 わずかな再利用料をもらうより、そうやって協力してあげて、新たな仕事のチャンスをいただくほうがずっとありがたいんだよ。

 いや、仕事にならなくてもね、露出が増えて、感謝もされて、というほうが将来の糧になると思っているの。
 実際、そうしてきたからこそ受注できた案件はいっぱいあって、それらの収入は再利用料よりも遥かに大きかったしね。

 

お客様からのメール/その31

うるの様

×××××でお世話になった○○です。
永い間のご無沙汰です。

お変わりなくご活躍され、素晴らしいです!!

おととい、ヒョンなことで「うるのマンガ」と再会しました。
「×××保険」の労災の小冊子との出会いです。
「アラマ!!、うるのさんの作品だわ! ステキ!」

その小冊子を持って、建設業の既契約者の会社で説明をしました。
その翌日、つまり、昨日、部長からのお電話で「この労災の保険に入りたいので、明日、申込書を持ってきて。」と言うことで、今日、あれよあれよという間にご契約が完了しました。

×××××の時もそうでしたが、うるのさんの頭脳とハートにインプットされた素材が咀嚼され、最適な形でアウトプットされるのですね。
本当に素晴らしい!!!!!!!!!!!

あっ、申し遅れました、私は保険代理店(損保、生保、合計24社)歴、41年目で
す。もちろん、以前の×××××も続けております。

懐かしさとお礼のメールでした。
お元気でご活躍下さい。

(以下、書名)

 

うるのメール/その23

うるのです。
大変ご無沙汰しています!!

お元気そうで、なによりです。
そうか、「×××保険」の冊子をご覧になったのですね。
え~っとアレは4月頃に描いたモノですね。あのパンフも×××××様のときと同じで、資料を元にウチでマンガに構成し直したものです。
いや、多少なりともお役に立てたみたいですね、よかった!

ボクは相変わらずです。
でも今年は今月まで、一瞬も立ち止まれないほどずっと忙しくって、ついさっき「あ、今年の5月から、ずっとウチのサイト更新してない!」って気づいて、慌てて制作履歴とか、作り直しているところです(苦笑)。
(でも半年以上、溜めちゃうと、すぐにまとまらなくて・・・)

これからもボクらは、今まで通りに楽しく仕事をしていこうと思っていますので、また何かの機会がございましたら、いつでもご連絡ください。

いや、それにしても仕事を通じて知りあった方と、こうやって連絡を取りあえるのって、素敵ですね。どうぞ、これからもお元気でご活躍してください!

(以下、書名)

 

「うるのメール/その23」補足解説

 これが一番最後のやり取り。
 漫画を描いてから数年後で、まさにファンレター的なメールをくださった。

 この会社からの直接のオーダーはその後なかったんだけど、こういうファン的な人が世の中にいてくれるというのは、見えないところでジワジワと効くんだ。

 ボクは全てのお客と、ずっとそういう付きあい方をしてきたから、何年も経ってから「○○さんの紹介で……」と、声をかけてもらえることがあるの。

 そういう、お金では買えないモノに助けられて、ボクは生きてきた。

 それしかないと思ったからそうしただけで、ボクのやり方が正しいなどと言うつもりはない。
 もっと効率良く稼ぐ道があったかもしれない。
 そのときの、そして今のボクにとっては、そうだったというだけなんだ。

 だから、もっとボクにとって都合のいいやり方が見つかるまでは、今後もそうしていくしかないと思ってる。

 お金じゃないモノを稼いで、お金をつくる。

 営業が得意じゃないボクには、それしか思いつかないんだもん(苦笑)。

 


※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

うるの拓也の電子書籍シリーズ各巻好評発売中!(詳しくはプロモサイトで!!)