失敗社長編09:インターミッション

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お客様からの返信メール/その20

×××××の○○です。
本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました。

このようにささやかではありますが、感謝とお礼の意を伝えることができて社長ともども、嬉しく思っております。
今後ともワクワクするような仕事をどんどん、一緒にさせていただければと思っています。
取り急ぎ、お礼まで。(記念写真を添付しました)

(以下、書名)

 

うるの送信メール/その17

うるのです。

> 本日はお忙しい中お越しいただき
> ありがとうございました。

いえ、こちらこそ、楽しく有意義な時間を持てたと感謝しております。
本当にありがとうございました。(記念写真もありがとうございます)

> このようにささやかではありますが
> 感謝とお礼の意を伝えることができて
> 社長ともども、嬉しく思っております。

いや、本当にね、この仕事は楽しかった。
ボクも「失敗個人事業主」だし、でも失敗や挫折を味わう度に、それをバネにしてきたという思いがあります。

仕事していく、生きていくために必要なモノは、本当は能力とか設備とか技術とかではなくて「折れない心」だと思うんですよ。
成功してしまえば、そこがゴールでいいんだけど、まだ成功ではないから工夫をし、努力もするわけで、人生ってのは、失敗とつきあっていくことなんですよね。

で、失敗も成功も、会社のことじゃなくて自分自身のコトだと思うんです。
ボクはよくスタッフに言うんですが、会社なんてものは潰れちゃっていいんだ、と。
会社が潰れても、人が残れば何度でも再生できますから。

カタチや名前は変わるかも知れないけれど、時にはどこかの会社に吸収されたりもするかもしれないけれど、それで構わないですよね。
お客さんは、会社名に代金を払ってるわけじゃないんだし、人と事業と理念さえ守れれば、会社なんてモンは、どうなってもいいんだと思います。
(例えば「うるの事務所」が「☆☆事務所」になっても 全然オッケー。名前が違うだけで、やってることは一緒なんだから。お客だって困らないはず)

国を守るために人が死ぬなんてのも、絶対に認めません。
国や会社は、人を守るためにあるんですから。
その逆が多い世の中ですけど、ボクは仲間たちのためにやっていきたい。
そういう色々な思いを、この作品には込めています。
そういうことをカタチにして訴える機会を得たというだけで、ボクはとても幸せです。

> 今後ともワクワクするような仕事を
> どんどん、一緒にさせていただければと思っています。

そのうち、ボクもゲスト相談員に使ってみてくださいよ。
社長とはクルマの中でお話しましたけど、漫画家って、頭の中で「独りディベート」というか「独り生テレビ」というか、そういうことをするの。
広告の題材になっているサービスや企業に対して、肯定派、否定派をアタマの中に作って、ディベートする。
そうやって、そのサービスの可能性を探るんです。

他にも、マンガを描く時には、主役になったり悪役になったり、女にも子供にもなる。
アタマの中で、その役になって演技してる。
そういう「妄想」を繰り返して、やがて本当に二重人格みたいに、アタマの中の人格がはっきりしてくる。
それが「キャラクター」なんですね。

これは漫画家ならみんなやってる(注:本当に他の人もやってるかどうかは知らない)ことだけど、ボクの場合は、それをマーケティングやプランニングに応用してるわけで、そういうやり方って、普通の人はやらないでしょ?(アタマの中に消費者や経営者や従業員のモデルが住んでいて、妄想ではあるけど、彼等を相手に常時リサーチや討論会をしてるみたいな感じ)

商売って、やってみなきゃ分からない部分があるけど、だからって何でも試してみるわけにもいかないし、すると企画段階に、どれだけリアルに妄想できるかが重要になる。
いいことも、悪い事も、全部を現実のように妄想し尽くしてみたほうが大きな失敗を避けやすいとは思います。

そんな漫画家的発想法とか漫画家的企画法っていうのも、ときにはビジネスの参考になるんじゃないかな、と思ってますから、お役にたてそうなときは、いつでもお声をかけてくださいね。


あ、ボクのホームページのコラムに、ボク自身のドキュメントコミックを作るとしたら、という前提で描いたシナリオ「広告漫画家物語」を掲載してます。
30億の負債には遠く及ばないけれど、失敗社長のエピソードと通じるものがあるはずなので、ヒマなときに読んでみてください。

(以下、書名)

 

お客様からの返信メール/その21

×××××の○○です。

> ※あ、ボクのホームページのコラムに、ボク自身の
>  ドキュメントコミックを作るとしたら、という前提で
>  描いたシナリオ「広告漫画家物語」を掲載してます。
>  ま、30億の負債には遠く及ばないけれど、失敗社長の
>  エピソードと通じるものがあるはずなので、ヒマな
>  ときに読んでみてください。

広告漫画家物語、全部読ませていただきました。
失礼ながら、いつも楽しそうに仕事をしているように見えるうるのさんが、実は「こんなにたくさん失敗していたのか!」と驚かされました。

それを読んでから改めて失敗社長マンガを読むと、ひとつひとつのセリフがいっそう伝わってきます。
社長とうるのさんも、出会うべくして出会えた貴重な縁なのだなと改めて思いました。
相談サービスの件でも、うるのさんにお声がけさせていただくことも本当にあるかもしれませんので、その際にはぜひ、よろしくおねがいします。

さて、この前私もうっかりしていたのですが「失敗社長」第4話、第5話の高解像データを受け取るのを忘れてしまいましたので、無料ストレージ便などでデータをお送りいただくか、ディスクをメール便等で送っていただけないでしょうか?

めでたく第五話まで完成していただきましたので、早速、印刷に出してお客さんに配布したいと思います。

そこでもうひとつお願いがあるのですが、第一話~第五話のそれぞれに、なにかタイトルをつけていただけないでしょうか?

印刷に出すときに一話目が終わってすぐ次のページが二話目となると思うので、一ページ目の右上にタイトルがあると読むときにわかりやすいかなと。
また、いま「同人誌 格安」などで、印刷を発注できるところを探しているのですが、もし良い業者さんをご存知でしたら教えていただけると有り難いです。

よろしくお願いします!

(以下、書名)

 

うるの送信メール/その18

うるのです。

> 広告漫画家物語、全部読ませていただきました。
> 失礼ながら、いつも楽しそうに仕事をしているように見える
> うるのさんが、実は
> 「こんなにたくさん失敗していたのか!」
> と驚かされました。

ていうか、失敗だらけです。

ボクはモノづくり(創作)をしたいだけの人間だから、カネより、そっちを気にしちゃう。
カネのコトは誰かに任せて制作に没頭したいっていうのが本音なんですね。
創作業に携わる人の多くが本音ではそうなんじゃないかなって思います。

そういう気持ちがあるから、そこにビジネス的な隙が生まれて、何かでつまづいてしまうんです。
利用されて捨てられるとかね。そればっかり(笑)。

それは分かっているんだけど、やっぱりボクは作る事に没頭したくて、そのためには何度捨てられても人間を信じるしかないんだと思ってるんですよ。
いつか、捨てないでくれる人に出会うまで。

> 社長とうるのさんも、出会うべくして出会えた
> 貴重な縁なのだなと改めて思いました。

そう、縁なんです。
ボクは今は個人業でやってるけれど、誰かに拾われたいという思いは、やっぱりあると思います。
ただ、特定の誰かじゃなくて、大勢の人に、ホンのちょっとづつ拾ってもらい、そうやって支えられて没頭できるようになれればいいと思う事にしたんです。

それは、つまり縁ですよね。
1つのお客さんに年間10万円づつ拾ってもらえるなら、100人のお客を持てば1000万円。
ボクは、その人たちのために頑張ればいい。
同時に100社に勤めているようなモンですよね。
それでいいんだ、と。

(少しづつ勤めているってコトは、お客の事業はボクの事業ってことになり、お客の成功はボクの成功ってコト。だから本気になれる。

これがボクの考え方で、だからこそお客の将来につながらないオーダーだったりすると、逆らうこともあるんです。

お客の将来じゃなくて自分の将来だと思っているから「ヤバイけど、売上になるからいいや」なんて考えられない。
なんとしても成功してもらわなきゃ困るんですから。
この考え方でやってると、自分本意=お客様本意が自然に達成できるので、ボクはそれでいいと思ってるんです)

リバティさんにも拾っていただいているわけで、とても感謝しています。

> 相談サービスの件でも、
> うるのさんにお声がけさせていただくことも
> 本当にあるかもしれませんので、
> その際にはぜひ、よろしくおねがいします。

ボク自身も、だんだんと現場ではなくて、新しい人材を育む仕事にシフトしたいなと思っているんです。
特に漫画家志望者達の支援ですね。

イメージしているのは、大人向けのキッザニア。
矛盾してるけれど、本当に働ける(お金がもらえる)職業訓練みたいなものかな。
バイト的だけど、研修費と相殺する事で無料で学べるというカタチにできるんじゃないかと。
(しかも商業的なホンモノの実績も作れる)

で、技術だけじゃなく、考え方、リスクマネジメントなども教えてあげる。
全部、実地で。
そういうことができないかな、と本気で考えているんです。

> さて、この前私もうっかりしていたのですが
> 「失敗社長」第4話、第5話の高解像データを
> 受け取るのを忘れてしまいましたので、
> 無料ストレージ便などでデータをお送りいただくか、
> ディスクをメール便等で送っていただけないでしょうか?

了解です。
ていうか、持っていくって言ってたのに、ボクがうっかりしてました。

> そこでもうひとつお願いがあるのですが
> 第一話~第五話のそれぞれに
> なにかタイトルをつけていただけないでしょうか?

分かりました、考えてみます。

> また、いま「同人誌 格安」などで、印刷を発注できるところを
> 探しているのですが、もし良い業者さんをご存知でしたら
> 教えていただけると有り難いです。

知り合いではないのですが、有名な同人印刷屋さんがあります。
ココです。(URL)
関東では有数の格安同人印刷だそうで、遠方からも印刷が持ち込まれているようです。

例えば、B5サイズで、1話ごとに扉ページをつけて、開きが同じなるように白紙のページを挟んだとしたらマンガ全5話で60ページ。
そこにボクと社長の「あとがき」を入れて、○○さん(注:ウチの営業パートナー)あたりに推薦文とかもらって組み込んで、1ページの御社広告を入れても64ページ。
これに表紙等の4ページを足して、トータル68ページ。

ホンニナル・ドットコム(無料で本にしてくれる)などでキチンとした出版物にする手もあるけど、たぶん1部当たりが原価2000円くらいになっちゃうと思うので、記念本にするならいいけど、とりあえずは同人がいいんじゃないかなぁ。

※出来上がったらスタッフ含めて数部、譲ってください。
 あ、買ってもいいですよ。

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その18」補足解説

 漫画は全話完成したけど、そこで終わりにならないのが広告漫画ってヤツだ。

 ここからしばらくは冊子化のための打ちあわせになる。

 ようするに後日談なんで割愛してもいいかなって思ったんだけど、こうした部分のやり取りも興味深いんじゃないかと思い直して、ここから先も収録することにした。
 広告漫画を請け負うってのは、大抵は「世間に公開できるところまで」が暗黙のうちに含まれているもので、漫画だけ描けばオッケーってもんでもないのよ。漫画の仕事だけど、漫画を描く部分は仕事全体の半分にもならないってのが普通なのよ。少なくともボクはね。

 それに、このときの冊子化作業は、同人とかやってる人は「おおおっ!」となる、意外なオチにつながってるんで、けっこう面白いと思うしね(笑)。

 

(「失敗社長編10:冊子版の企画と編集」へ→)

 


※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

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