失敗社長編02:基本プランと初稿ネーム

2018年3月28日

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うるの送信メール/その1

うるのです。
マンガの基本プランができたので、メールさせていただきました。

 


■マンガタイトル:失敗社長シリーズ(仮)
■作品タイプ=コメディ
■ページ数=10ページ×5回を想定
■サイズ・色=A4/モノクロ(WEB使用時は2色カラー)

 


■第1話あらすじ

なかなかデビューできないミュージシャン志望の若者。
目標が見出せない暴走族風の少年。
その暴走族にからまれている事業がうまくいかないオジサン。
お互いに不幸をぶつけあうような状態になっている。
そこにあらわれた失敗社長。
「みんな、まだまだアマイのぉ」
「なんだとっ!ならオマエはどうなんだっ!」
「ワシは30億ほどの負債を背負った事があるんじゃが?」
「ええっ?!30億っ?!」
「・・・お、お見それしました・・・!」
そんなわけで、彼等に失敗談を聞かせてあげる失敗社長。
失敗社長と話しているうちに、やる気が出てくる人々。
いつの間にか、周囲には人垣ができ、路上ライブみたいに。
やがて彼等はそれぞれ奮起することができる。
が、人垣の中からお巡りさんが。
「いい話だったよ!・・でも、こんなトコで集会しちゃイカン!」
「ありゃ、また失敗だったか・・」

※第一話なので、失敗社長のアウトラインを伝えておきたい。

 


■第2話あらすじ
機転でヤクザ風の連中にからまれている男を助けた失敗社長。
(オサムさんを犠牲にする→あとで怒られる)
話を聞いてみると、事業がうまくいかず借金漬けになっているとのこと。
思わず意気投合した失敗社長は、自分の身に起こった事を話して聞かせ、彼の話も聞いてあげる。
失敗自慢みたいになってきて、オサムさんが思わずツッコむ。
「失敗を自慢しあってど~するっ!!」
すると、今度は二人から、逆にツッコミされて、説教みたいになっていく。
「オマエには失敗の大切さが分からんのか!」
「そうだ!失敗から学んで人間は成長するんだ!」
オサムさんにくどくど語るうちに、いつの間にか前向きになってる男。
「よし、やるぞ!」
希望を持って、立ち去っていく男。
「今回は失敗せずにすんだようだな」と喜ぶ失敗社長。
が、オサムさんは、あまりに長~い説教(しかもステレオ)のせいで、真っ白になっていた。
「ありゃ、やっぱり失敗だったか・・」

※話す事で自ら気付いていく、そういうサービスのキモを
 理解させたい。

 


■第3話あらすじ
「オサム、パソコンの調子が悪いんだが?」
「どれどれ、わっ!親父、その姿は!?」
なぜか犬になっちゃった失敗社長。
「う~ん、これは人生最大の失敗かも。でもマンガだからいいか」
「そんなこと言ってるバアイかっ!」
というわけで、オサムさんにつれられて散歩に出る失敗社長(by犬)。
ただ歩いているだけでも、様々な悩みが聞こえてくる。
犬なのに、それにいちいちアドバイスする失敗社長。
「親父の失敗談が役に立ちそうな人がいっぱいるんだな」
「うむ、みんながワシのような失敗をしないですむからな」
翌日。
人間に戻った失敗社長は新聞を開く。
「悩みを解決する奇跡の犬出現!市と警察が行方を追っている・・・」
「ありゃ、やっぱり失敗だったか・・」

※犬になって町を歩かせる事で、誰でも悩みを抱えている、
 あなただけじゃないよ、というのを分からせたい。

 


■第4話あらすじ
会社を辞めて、独立開業しようと考えている若者。
とてつもなくアマイ目算で、周囲も心配して、失敗社長に引き合わせる。
が、予想に反して意気投合のように見える。
アマい未来図に自分の失敗を当てはめていく。
「こうなって、こうすると・・・」
「こうなるよね、でもダイジョーブ、ワシが立ち直れたんだから」
「で、ああなって、こうなる」
「それでもダイジョーブ、ワシが立ち直れたんだから」
「・・・そ、そこで、ああなって・・・」
「ダイジョーブ、ワシが立ち直れたんだから」
「・・・・・」
「・・・というわけで絶対失敗しそうだけどダイジョーブ!」
「ダイジョーブじゃね~~~~~~っ!!!」
とうとう、自分の甘さに気付いた男。
「アマい計画なんかダメだ!もっと練り上げて、この社長みたいな失敗をしないようにしなきゃ!ヤバイ!ヤバすぎる!」
「怒られちゃった、やっぱり失敗だったか・・」
「(オサムさん)今回は成功なんだよ!」

※第3話と同じで自ら気付くシリーズの別バージョン。
 会話の中で失敗社長のエピソードを披露していくのも同じ。
 より深い理解のために。

 


■第5話あらすじ
カミナリに打たれて気を失った失敗社長。
目覚めると、そこは30年前の世界。倒産会社の再建を担った若き日の自分がいる。
誰にも見つからないように、影から自分の姿を見守る失敗社長。
「ああ、そんなやり方じゃいかん!」
「それじゃ社員がついてこないだろっ!」
「もっと大事なことがあるのにっ!」
見れば見る程、口出ししたくて、イライラしている失敗社長。
「・・・言ってあげなくていいんですか?」
気が付くと、後ろに、社長の姿をじっと見ていた女性がいた。
オクサンである。
「・・・いいんだ。ああやって苦しんだ事も、いつか、きっと身になるんだから。
あなたも、辛い事があるだろうけれど、信じて見守ってやってくれ」
そう言って、かっこよく、渋く、立ち去る失敗社長。
が、階段から落ちて気を失い、目覚めると現代。
自分のデスク。
相談のメールが届いている。
過去を見つめ直して、新たな気持ちで向き合う失敗社長だった。

※ラストなので、社長の人生を振りかえり、キャラクターを引き立てる。
 結局、社長のキャラクターがサービスの核になるから、そこをキチン
 と描き、みなと同じ人間だと分からせる。

 


■登場人物

★失敗社長
のんびりしていて、動じない人物。動じなさ過ぎて周りがアタフタすることも。
失敗社長というキャラクターなので、基本的にはかっこよくない。
ときにはバカボンパパみたいになることも。

★オサムさん
失敗社長のボケに対するツッコミ役。性格のタイプは違うけれど、失敗社長が爆笑問題の太田だとしたら、田中のポジション。
(ツッコミを入れて論点を整理するというのは大事なので、実は進行役として重要なポジション)

★ゲストキャラクター
何かの悩みや問題を抱えた人たち。失敗社長と話すことで、自分を取り戻し、前向きになっていく。
大人しい人、強気な人等、回によって性格は異なる。

 


■骨子
基本的にゲストたちは「自分で気付く」ように構成します。社長と話す事で気付いていくのですが、説得されたり教えられたりではなく、話の中から気付いていく。
そうでないと人の意見に簡単に左右されてしまうような人物像になってしまい、立身物語になりませんから。
ただし、感謝はされます。気付かせてあげられる、それが一番大きな事だと思うのです。ストーリーは、そういうところに落とし込んでいこうと思います。
また、読みやすさを考慮して、基本的にはコミカルな展開にしますので、ある程度のオーバー表現を含む事になります。事業内容の説明に使えるカットもあるでしょうが、説明は目的ではなく「説明に引き込む事」を目的として構成します。
なお、劇中のカットを抜き出してブログなどに利用するのもいいですね。
予告編的で臨場感・期待感を煽れるし。

 


■納品ペース
第一話は8月末のWEB公開時に掲載。
以降、月イチペースで掲載していき、12月で最終回。

 


■お見積もり
当社の場合、マンガ1ページを「○万円(税別)」と規定させていただいています。
今回の企画に当てはめると「○万円×10ページ×5回=○○○万円」となりますが、社長は今だって、決してラクじゃないでしょう。
だから、ちょっとだけオマケさせてもらって「○○○万円」でどうでしょう。
いやボクは、それでも十分ですからご心配なく。

また、現時点では想定したストーリーが必ず10ページに収まるかどうか、詳細なチェックはしていません。10ページにおさめるつもりで構成して行きますが、描く必要のある描写を端折っては本末転倒なので、場合によっては11ページ、12ページに伸びることもあるかもしれません。
それについては、当社側の問題(描き手としてこだわり)なので、追加料金はいただきません。また、表紙用カットなどの付属物も今回はサービスでご用意します。

 


■スケジュール
8月4日をメドに、ネーム(マンガ絵コンテ)を提出させていただきます。
いわばマンガの設計図です。
これを元にお打ち合わせを行い、細部までを確定させます。また、このときまでにキャラクターのイメージ画も用意しておきます。
8月第3週は盆休みでスタッフが休みになるため、実際の執筆は18日からになります。コンテで内容については固めてありますし、仕上がり品質については、過去の作例で確認していただけるため、いったん執筆が始まったら、あとはお任せください。基本的にマンガの執筆は下描き、ペン入れ、着色の行程で、トータルで1ページにつき1日くらいかかります。この行程を短縮させるのは無理で、イイモノを仕上げるには、どうしてもかけるしかない手間なんです。
従って、第一話が完成するのは、8月末ギリギリとなりますが、WEBのほうは、できたページから組み込んでいけるように準備させておきますので、間に合うと思います。

 


■余談
将来、本にするとしたら、マンガと社長ブログの文章を交互に編集して、マンガで引き込んで文章を読ませる、という感じがいいでしょうね。
マンガを描くにはご本人をちゃんと知っていなければならないため、取材やインタビューがあります。それを巻末に入れたりすると、第三者的な視点で社長のことを語ることができるから、いいんじゃないかなとも感じました。
(正直、社長とはパネルセッションとかしてみたいですもの。ボクも社長に出会う少し前に「夫婦でどっちがクビを吊ったら効率がいいか」なんてことを相談するくらいに追い詰められた経験があって、立ち直った経験者です。◯◯さんも逆境を乗り越えてきた人だし、彼も交えてやったら、おもろいだろうなぁ。)

(以下、書名)

 

「うるの送信メール/その1」補足解説

 ここで、この作品『失敗社長』について解説しておこう。

 この社長さんは、それまでの本業が安定してやっていけるようになったので、今度は自分の失敗そのものを商材にしてコンサルティングを始めることになったんだ。

 コンサルっていうよりも「励まし屋さん」って感じだね。

 まぁコンサルそのものも、そういうモノだったりするんだけど、とにかく自分の過去の大失敗をネタにして「キミはまだやれる!大丈夫だ!」と励まし、色々な相談にも乗ってあげる。
 自分のような大失敗したヤツでも生きてるんだからと応援してあげる。相手も、こっちの失敗がケタ違いにデカいので、恥ずかしがらずに喋れるだろうって。

 実はこの社長さんは、かつて大会社の御曹司だったんだ。
 御殿と呼んでいいような屋敷に住んでいた。

 ところが、その会社が倒産。
 息子だった社長さんは、その倒産が確定してから残務整理だけのために社長に就任した。
 大学を出て、結婚したばかりの若造が巨額の負債を背負わされてしまったの。

 負債総額は約30億円。
 当時、茨城県内で最大の倒産だったそうで、そりゃもぉ大変な経験をされたのだそうだ。

 30億円もの借金を背負うというのがどれほどのコトかは、ボクにはピンと来ないのだけど、想像を絶する苦労があっただろうことだけはわかる。

 そういう経験をした人が細々とした事業を興し、これも苦労しながら続けてきて、やがてボクらと出会い、第2の創業と思うほどの手ごたえを感じ、自らの失敗をさらけ出し、笑い飛ばせるようになった。
 そして自ら「失敗社長」と名乗り、同じように失敗に苦しめられている人々に手を差し伸べていく。

 この漫画は、そういう社長さんの想いを聞いて、ボク自身も面白い、描きたいと感じて手掛けることになった作品なんだ。

 なお、メールのやり取りをしているのは、大半は社長本人ではなく、副社長でもある息子さん。
 漫画本編でも、社長のボケに対するツッコミ役として登場してもらっている。
 親子だからキツいツッコミさせても平気だと思ったから、この2人を主役にしたんだ。

 

お客様からの返信メール/その1

うるの様

×××××の○○です。
ご返信おくれてすみません、メールありがとうございました。

5話、あらすじ等読ませていただきました。
面白いと思います!

一点だけ、社長に「犬になってもいいのか」と確認しましたが「全然いい」とのことでしたので、思い切り、自由に、楽しく、力いっぱい描いていただければと思います。

おっしゃる通り、新しいサービスでは「気づかせてあげる」というところがキモになります。そのあたりも(そんなに説明したわけでもないのに)深く理解していただいて考えていただき、嬉しく思います。

また、費用の面やその他のことも色々とご配慮いただき感謝に耐えません。
うるのさんには社長ともども恩義を感じ続けています。
本当にありがとうございます。

またお支払いのスケジュールに関してですが、絵コンテを見せていただいて打ち合わせをする際に、社長と一緒に伺ってお支払いの予定をお話させていただけたらと思います。
合わせてよろしくお願いいたします。

(以下、書名)

 

「失敗社長編03:支払いの相談と第1話(前編)」へ→

 


※このブログに掲載されているほとんどのことは電子書籍の拙著『広告まんが道の歩き方』シリーズにまとめてありますので、ご興味がありましたら是非お読みいただけたら嬉しいです。他にもヒーロー小説とか科学漫画とか色々ありますし(笑)。

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